ミンギュが帰ってきた
お粥ができて
持ってきてくれた。
お粥をかき混ぜる
フーフーと息で冷まして
口に運んでくれた。
最近彼は甘えてくるようになった。
お粥を食べ終わり
薬をのんだ。
いくら幼馴染でも
恥ずかしさはある。
あれ?、私どうやって
このスウェットに着替えたんだったっけ。
上を脱いで
タオルで優しく拭く。
ズボンも脱がされ
くるぶしから太ももへ
タオルが行き来する。
なんだかくすぐったい。
私の部屋から下着を取ってきてくれた
下着を脱ぎ
着替えを済ませる。
それだけでも疲れた。
明日は休みだなぁ。
携帯を手に取り
メールをする。
「 こ ん ば ん は
病 院 行 き ま し た
イ ン フ ル エ ン ザ で し た ㅎ
少 し 休 ま せ て も ら い ま す
お や す み な さ い 。」
すると着信があった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!