第29話

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2019/05/19 08:05


ガチャ


ドアを開けると


耳に私と通話中の携帯を当てた


スーツ姿の彼がいた


スンチョル
スンチョル
来たよㅎ
u
u
忙しいのに、、
ダメじゃないですか〜!
スンチョル
スンチョル
いいじゃん
会いたかったから



なんだか付き合ってるみたいな会話。



スンチョル
スンチョル
入るね


部屋に入って

アイスとか
いろんな食べ物を買ってきてくれた。

スンチョル
スンチョル
一緒に住んでる人
女だと思ってたんだけど
スンチョル
スンチョル
どうゆう関係なの?
u
u
ほんとに幼馴染ですよ
スンチョル
スンチョル
ただの?
u
u
ただの、、?
すごい仲良しな幼馴染ですㅎ
スンチョル
スンチョル
なんか嫌だなぁ
u
u
なんでですか?ㅎ


少しムスッとした彼の顔を


とても愛らしく感じた。
スンチョル
スンチョル
おでん買ってきたから
一緒に食べよう
u
u
ありがとございます


一緒に座って食べる。


大根を小さく分けて、
私の口に運ぼうとする。


u
u
大丈夫ですよッㅎ
自分で食べれますからㅎㅎ
スンチョル
スンチョル
いいのいいの
スンチョル
スンチョル
おっぱが食べさせてあげる
スンチョル
スンチョル
あーんして?
u
u
んっ//
u
u
おいしいㅎ


甘えさせてくれる


甘えてくる


そんな彼に



私は



少しずつ惹かれているのだろうか。



スンチョル
スンチョル
薬飲んでね
u
u
はいッ


薬を飲み終えて

携帯を見る。


スンチョル
スンチョル
何かすることあるの?
u
u
熱が少し下がってるので
お風呂に入ろうかと、、
スンチョル
スンチョル
そっか
入ってないのかㅎ



今考えれば

お風呂にはいってないんだ、私は。


こんな姿、


見せるのが恥ずかしくなった。




u
u
も、もう仕事行った方が、、
スンチョル
スンチョル
ん〜
まだ大丈夫
スンチョル
スンチョル
お風呂入っておいで?
スンチョル
スンチョル
待ってるから
u
u
は、はい、、、



着替えを持って

お風呂に向かう。




シャンプーをして、


身体も洗って、


歯磨きもした。




リビングに向かうと


彼は電話をしていた。





スンチョル
スンチョル
15時頃向かいますね
それまで。はい、、はい、、


電話を切って

こちらに気づいた


スンチョル
スンチョル
出た?
u
u
はい、、
u
u
もう大丈夫ですよ
スンチョル
スンチョル
じゃあ、髪乾かそう?
スンチョル
スンチョル
おいで


手を引かれ

洗面所に向かう。



自分の髪を乾かしてくれる姿が

鏡越しに映る。


鏡の彼と目が合って


彼はにこっと微笑んだ。





スンチョル
スンチョル
は〜い
あなたの髪きれいだね
u
u
ありがとうございましたッ



すると彼は


後ろから抱きついた。





スンチョル
スンチョル
ねぇ、鏡見て?
u
u
えっ?


映るのは


抱きしめる彼と

抱きしめられる私。



鏡越しにまた

目が合う。




スンチョル
スンチョル
あなたのこと好きだよ?
スンチョル
スンチョル
あなたは?
u
u
多分、、、すき、、
スンチョル
スンチョル
多分ってㅎ
スンチョル
スンチョル
じゃあ、おっぱが
好きにさせてあげる



そう言って


彼と向かい合わせになり

彼は私にキスをした。



u
u
ッチュ//うッ、うつるッ//
スンチョル
スンチョル
いいよッ//チュッ//


優しいキスが


なんだか物足りなかったが


私をもう一度抱きしめた。





スンチョル
スンチョル
おっぱのこと、好き?
u
u
、、、、すき。
スンチョル
スンチョル
ほら、好きになったでしょ?ㅎ
u
u
ㅎㅎㅎ



リビングに戻り

少しだけお話をした。



その時、ずっと手を繋いでいてくれた。





スンチョル
スンチョル
そろそろ行かないと、、
u
u
いってらっしゃい、、


ドアまで手を繋ぎ、


見送る。
スンチョル
スンチョル
あれ?ちょっと寂しい?
u
u
な、なんでですか??
スンチョル
スンチョル
顔にね、寂しいって書いてる
u
u
書いてないですよㅎㅎ
スンチョル
スンチョル
じゃあ、寂しいのは俺だけか、、
u
u
ㅎㅎ
いってらっしゃいㅎ
スンチョル
スンチョル
いってきます
また連絡するね
u
u
は〜い



インフルエンザと


違う熱が上がった気がして



私は眠った。





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