新しい家の香り。
彼と暮らす、新しい場所。
そして、私の居場所。
彼に招かれ、ソファーに腰をかけた
大きな腕に包まれたとき
なんとも言えない感情が込み上げた
彼は吸い込むように私を見つめた。
好きでは表せないくらいのこの気持ち。
どうすればいい。
今までの寂しさと
会いたいと
大好きが
濃ゆく絡む。
もう一度
抱きしめられ
抱きしめて
抱かれる。
彼が好きだ。
頬にチュッ とキスをされ
身体を重ねても
伝えきれないこの想い
狂いそうだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミンギュside
あなたが家からいなくなった。
彼女なんていないよ。
初めて彼女に嘘をついてしまった気分だ。
でも、そうでもしないと
彼女から無理やり離れられそうにない。
ごめん。あなた。
幼馴染ってそうゆうものだよな。
片思いも、、こんな感じなんだよな。
良いように描いた青春アニメのようで
クスッと笑ってしまいそうだ。
俺も、彼女から遠くに引っ越そうかな。
恋って辛いよな。
あなた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。