第116話

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2019/07/01 12:01
u
u
おっぱ、、か、、
スンチョル
スンチョル
なに?



車の中で

口に出してしまった。




u
u
いや、なんでもない
u
u
何時頃ホテルを出るの?
スンチョル
スンチョル
ん〜
u
u
ミンギュに連絡しないと、、、


彼は何も答えてくれなかった。














ホテルについて
荷物をまとめようとすると





スンチョル
スンチョル
あなた?
u
u
なーに?
スンチョル
スンチョル
ここ座って?


ベッドをぽんぽんと叩いて私を招いた。



座ったが


彼はちょっとだけ黙っていた。






u
u
どうしたの?
スンチョル
スンチョル
話があってね
スンチョル
スンチョル
仕事を辞めようと思うんだ
u
u
どうして?


疑問しか浮かばなかった。


忙しいけど安定した職場で

また就職先を探す方が大変だ。




スンチョル
スンチョル
もう、、我慢できないんだ
スンチョル
スンチョル
あなたのそばにいたくて、
そばにいてほしくて、、
u
u
なにそれ、、、
u
u
だめだよ、、、
スンチョル
スンチョル
おっぱはどうにでもなるから
いいんだ
あなたがそばにいてくれるなら
スンチョル
スンチョル
それだけでいい



突然過ぎて

返す言葉がない。




でも必死に探す。


単語と単語を組み合わせて。


u
u
じゃあ、、私が辞める
スンチョル
スンチョル
えっ?
u
u
でも、私が辞めても
私はおっぱのそばにはいれない
スンチョル
スンチョル
あなたが辞めるのはだめだ
スンチョル
スンチョル
まだ若いし、入ったばっかりだし
u
u
おっぱだって、部長だし
すごいんだから辞めちゃだめだよ
u
u
だからね、、おっぱが、、
私を想ってくれてるのは
すごい嬉しいけど
u
u
上司と部下の関係で
いるべきだと思う



無理やり出した言葉。


彼のなんともいえない表情が
私を辛くさせる。







スンチョル
スンチョル
毎日毎日、、
もう嫌なんだよ、、
スンチョル
スンチョル
家に帰るときは
あなたが家にいたらいいなとか
職場で「部長」って呼ばれるのは
ちょっと寂しいし
u
u
そんな、、、


もしかして、
私が苦しめてた?




スンチョル
スンチョル
好きなんだ。
u
u
わかってる、、、
スンチョル
スンチョル
でも一緒にいれない
u
u
どうするんだろうね、、、


他人事のように
適当に返してしまった。



u
u
おっぱ、、、
我慢するんだよ
スンチョル
スンチョル
無理だよ、、
u
u
あの、、じゅんさんの後輩の人と
ご飯に行ってみたら?
スンチョル
スンチョル
ねぇ、、あなた、、
u
u
ん?
スンチョル
スンチョル
なんでそんなこと言うの?



一番切ない表情だった。




そのとき



いけないことを言ってしまった




そう思った。








u
u
ご、ごめん、、、
u
u
そ、そろそろ帰ろう?
スンチョル
スンチョル
いや、今日は帰さない
u
u
え、、だめだよ
スンチョル
スンチョル
もう1泊しよう
スンチョル
スンチョル
そしたらあなたの言ったように
スンチョル
スンチョル
ちゃんと心の整理して
戻れる気がするから




今度は




u
u
わかった、、


私が一番切ない表情になった。










やっと彼に決心がつく日。




それは私と



もう無関係になる日。









私の気持ちは今




どうなっているの?









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