定時が来て
家に帰ると、ミンギュがいる。
自分が人の事言える立場じゃないけど
少し経つと彼の携帯が鳴って、
ほんとは彼より先に
彼の部屋で待っていたいくらい。
表情に気づいたのか
好き。
彼に手を引かれ
あの部屋に行く。
パソコンに向かう彼の後ろ姿
ベッドから見ているけれど
もっと近くにいたい。
彼は少し微笑んで
カタカタとキーボードを押していく。
顔が見たいなぁ
こっちを向いて。
私はあなたが大好きで
必要としてて、、、
今の私は重たい?
彼は私を心配させないように
私を大切に思ってくれる。
でも、いつかそれが
裏目に出て、
彼を苦しめてしまったとき。
それは私が彼から離れるサイン。
と返事をしつつも
我慢できなくて
後ろから抱きしめた。
と嬉しそうに聞く。
何を言えないんだろう。
何を隠しているんだろう。
彼はイスをくるりと180度まわって
私の手を握り、見つめていた。
すると
照れくさそうに
手で顔を隠し
お互いの頬が赤く染まる。
彼は
うんうん、と頷いて
またパソコンに向かった。
おっぱ、
知ってるよ?
パソコン見ながら
ニヤニヤしてるの。
とスニョンが帰ってきて
ミンギュもこっちに来た
そう思ったら
ウォヌおっぱもハニおっぱも来て
ウジおっぱの仕事が終わってから
久しぶりに6人でご飯を食べた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!