第113話

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2019/06/29 18:58



会議が終わると


早く帰ろうとする彼。





スンチョル
スンチョル
行こっか
u
u
はい
ジュン
ジュン
あ、あなたさん、、、
u
u
どうしました?
ジュン
ジュン
いや、なんでもないㅎ
また明日ㅎ
u
u
お、お疲れ様でしたㅎ


バッグを持って

彼について行き
駐車場に向かう。









バタン。

車のドアが閉まり

エンジンがかかる。




また彼は私の手を握る。






指を絡めて。





スンチョル
スンチョル
昨日はどこで寝たの?
u
u
あぁ、じゅんさんの、、、
スンチョル
スンチョル
聞かない方がよかった
u
u
ごめんなさいッ、、、
スンチョル
スンチョル
ずっと待ってたんだよ?
u
u
でも、、でも、
おっぱだって楽しそうだったから、、
スンチョル
スンチョル
あの部下の人と俺が?
スンチョル
スンチョル
そんなわけないじゃん
ずっとあなただよ
スンチョル
スンチョル
あなたのことしか考えてない
u
u
そんなの嘘、、、!
絶対嘘、、!
スンチョル
スンチョル
なんで怒るの?
u
u
怒ってるのはおっぱでしょ?
スンチョル
スンチョル
そんなの怒るよ
だって、、またじゃん、、





最後の最後に喧嘩。



そこからホテルまでは

何も喋らなかった。






615。



部屋に入っても

無口だった。






彼は外を眺め、




私はベッドに転んでいた。














15分くらいして






スンチョル
スンチョル
ちょっと待って



と彼が言った。


私は布団をかぶった。




スンチョル
スンチョル
嫉妬してるのはおっぱで
嫉妬させてるのはあなただよ?


ベッドに座って
私の布団を剥がそうとする。



スンチョル
スンチョル
ねぇ、あなた、
そうでしょ?
u
u
私だって、、
おっぱだってさせてるじゃん、、
スンチョル
スンチョル
え、、あなたも嫉妬してるの?
スンチョル
スンチョル
ちょっと、、出てきて?



ゆっくりと布団をめくりあげ
彼が近づく。



スンチョル
スンチョル
だからあなたも怒るのかㅎ



彼は私の首に
すりすりと顔をうずめた。



u
u
ちょっと、、くすぐったいよッ、、、
スンチョル
スンチョル
好き
u
u
んっ?
スンチョル
スンチョル
好き好き好き
u
u
なに?ㅎ
スンチョル
スンチョル
ずっと一緒にいたい



20:30。




私をどうしてやろうか迷う彼。






ピンポン ッ



部屋のチャイムが鳴る。





スンチョル
スンチョル
誰、、?
u
u
私出るね
スンチョル
スンチョル
だめ、危ないから




そう言ってドアに向かい
彼がドアを開けると



ジュン
ジュン
あ、どうも
スンチョル
スンチョル
あ、はい
ジュン
ジュン
あなたさんいますか?
スンチョル
スンチョル
今はいません
ジュン
ジュン
これ、、、
USBが入ったポーチを部屋に
忘れてたので持ってきました
スンチョル
スンチョル
あ、、どうも、、
ジュン
ジュン
隣なんですよㅎ
スンチョル
スンチョル
そうなんですか、、
ジュン
ジュン
じゃあ、失礼します







雑に閉まるドア。



さっきまでの空気が
また重たくなる。




スンチョル
スンチョル
はいこれ、、


私が忘れていたUSBメモリが入ったポーチ。



u
u
あ、、ありがと、、













彼がまた、窓から景色を眺めて



ひとつ。ため息をついた。








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