第5話

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2019/05/04 12:54
夜は涼しい。


ちょうどいい。


スニョン
スニョン
誰だったっけ、、
は、、は、
u
u
ハジュン?
スニョン
スニョン
そうそう、
その人となんで似てるんだろうね
スニョン
スニョン
どこが似てる?
u
u
なんかね、ほとんど似てる
u
u
顔も、声も
優しいところも全部似てるㅎ


足を進ませながら

目を合わせて喋る私に

彼もこちらを向いて、
歩幅を合わせてくれた。
スニョン
スニョン
そうなんだ
スニョン
スニョン
付き合ってるの?


痛いところを突かれた気がした。

u
u
付き合ってたよ〜
u
u
高校のときかな
事故でね、亡くなったの
スニョン
スニョン
あ、、なんか、ごめん、、、
u
u
いいよいいよㅎ


申し訳なさそうな表情。

それさえも懐かしい。
スニョン
スニョン
じゃあ、ちゃんと
お別れできなかったんだね
u
u
そう考えてみればそうだね、、
スニョン
スニョン
じゃあ、今
俺をハジュンだと思って
抱きしめてあげよっか
u
u
えっ?
スニョン
スニョン
それで、あなたの気が済むまで
抱きしめて、抱きしめ終わったら
スニョン
スニョン
もう俺はハジュンじゃなくて
スニョンだからね?いい?


腕を引かれ

彼の胸の中に抱き寄せられた。


そう。

抱きしめられたとき、

この高さだったな。


スニョン
スニョン
あなた、、、


ハジュンが

耳元で囁くよう。


u
u
うぅ、、うッ、、
u
u
寂しかったッ、、
早いよッ、、いかないでッ、、
泣いている私の背中を


ハジュンは優しくさすってくるよう。





またね、、



ありがとう、、



ハジュンのこと



大好きだよ



ううん。



大好きだった。




今までありがとう。


u
u
もう、、大丈夫ッ、、
私は彼の胸から離れた。


u
u
なんか、頑張れそう
u
u
もう、スニョンはスニョンにしか
見えないよ
スニョン
スニョン
だって、俺スニョンだもんㅋㅋ
u
u
そっかㅋㅋ




夜の道。



あなたが私を変えてくれた。





新しい環境で。





u
u
お酒たくさん飲もう!


お酒を買って、



帰り道。



スニョンはスニョンだ。




ハジュンの面影はない







新しい私に


出会えた。





そんな気がした。




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