次の日の会社はなんだか緊張した。
なんだかんだで日にちも経って
彼の彼女からメールが届いた。
私の自宅から近いカフェだった。
自宅でゴロゴロしていたら
明 日 は よ ろ し く お 願 い し ま す ね 〜
って、わざわざメールまで。
わかってますって。
ベッドの中で
次の日のことを考えた。
どんな話をするんだろうか
自慢話?
幸せにしてもらいますみたいな?
笑わせないで。
私も彼も必死でお互いから離れた。
そして、お互いに愛する人ができた。
それでいいじゃないか。
そこでどんな話が繰り広げられるかによって
私は彼を奪いそうになるかもしれない。
私の身体の奥の奥。
自分にもわからないところで
嫉妬心がでてきそうだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。