30分ほどたって
オフィスの電話が鳴る。
まだ見つからず。
エレベーターに乗って下るが
心拍は悪い意味で上昇している。
チーン 1 回 で す
ロビーに迎うと
ウォヌさんと少し年配の部長がいた。
軽く手をあげる彼の所に向かった。
さっき来た道を戻ると
先輩たちはとても静かだった。
コーヒーかな、紅茶かな。
いや、緑茶にしよう。
焦りが漂う中、お茶を出す。
冷静なウォヌさんを見ていると
おかしいが、そうでも無い気がしてくる。
会話も少し。
30分以上が経つ。
遠くから
聞こえた。よかった。
部長がやって来て
大切な資料は渡された。
その資料の手続きの締切まで
あと 1時間30分
彼らが会社に戻るまで30分。
そしたら1時間しかない。
私はそのまま
車に乗って、彼の会社に向かった。
どんな急展開だ。
車に3人でのる。
ウォヌさんの部長も乗っている
運転しているウォヌさんの後ろに
私とウォヌさんの部長がいる。
小さな声で聞いてきた
なぜか楽しい。
会社に到着して、
挨拶をしてからパソコンに向かう
ウォヌさんの隣に座る。
パソコンを指さしながら説明すると
自然と彼との顔の距離が近くなる。
キーボードを押していると手が当たる
すると小さな声で
そんな会話をしながら
締切時間の10分前に終わらせた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。