ボムギュside
誰にも見られないとこで俺は止まった。
止まった瞬間に我慢してた涙がこぼれ落ちた。
男なのに泣くとかダサいよな。
その時、俺の背中が温もりに包まれた。
後ろを振り返ると、汗をかいて息切れしているあなたがいた。
俺は泣いている姿を見られたくなかった
頬をつねられ無理矢理向かせてきた。
俺は、目の前にいるあなたを抱きしめた。
自然と涙が止まった。
俺が戻るとみんな汗だくで息切れをしていた。
みんなで探してくれたんだ。
そう言って俺に抱きついてきた。
あなたが怒ってる。あいつが怒るなんて珍しいことだ。
あいつは、あなたに舌打ちをして俺から離れた。
おんwwwwあなたがいてくれて良かったよ。
やっぱり。俺。
あなたに恋してる。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。