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第3話

今日も
あんたはまた懲りずに俺の所へやってきた。俺に話しかけても日本語があまり上手く話せないので意味が無いんだが。
「佐久間君、授業行こうよ」
『………………。』
敢えて無視した。でもあんたは構わず話しかけてきた。だから俺はあんたに返事をしたんだ。そしたらあんたは驚いた顔をして微笑みかけてきた。
「なんで授業行かないの?」
『イジ……』
「ん?」
『イジメ…オレ……イジメ…グルルッ』
上手く話せなくて俺は顰めっ面をした。あんたはニコッと微笑んで俺の頭を撫でてきた。
「虐められてるのかな?」
『ガルルルルッ』
「そっか!じゃあ校外授業しようか」
『グルルッ?』
俺は困った。正直授業なんて出来ない。親が無理やり高校に入れたせいでここに居るんだが、授業なんて分からなくてここにいる。
「大丈夫!俺が教えてあげるから」
『リカ…』
「そう!理科の先生だよ」
俺の知っている単語なんて皆話せてみんな使えて皆知ってる。でも俺は見た事も話したことも無くて使ったことも無い。だから意味なんて知らない。
「どんな単語知ってる?」
『グゥゥゥッ』
「何があるかな?」
俺は顰めっ面をした。正直喋りたくない。これ以上喋ったら馬鹿にされそうだったからだ。俺は俯きながら紙に知っている単語を書いた。でも、字も汚くて読めない。
「沢山知ってるね…良し!まずは単語を覚えよっか!」
『グルルッ』
こうしてあんたとの校外授業が始まった。俺は少しずつ単語を覚えていった。勿論意味もだし使い方も。でも一つだけ分からないことがある。それは…あんたの名前。
あんたの名前は……?