「あなたちゃん 、だ〜れだ !」
突然両目を隠され少し戸惑ったけれど 、 この声ですぐにわかった 。
『ふふ 、海人くんでしょ ?』
海人「正解っ !よくわかったね !!」
『わかりやすすぎ ! 笑笑』
海人「ええ ………」
『もうちょっと頑張ろうね 笑』
海人「うん !」
彼は隣の席の髙橋海人くん 。
ダンス部でも上手い方でよくセンターで踊ってる 。
あ 、ちなみに私は家庭部 。(どうでもいい
勇太「玄樹 、このあいださ 、」
玄樹「うんうん 、」
ほら 、また岩橋くん 。
休み時間も岩橋くんとずっとしゃべってる 。
最近一緒に帰ってないし 、デートにも行ってない 。
海人「なに 、嫉妬してるの ?」
『え 、あ 、いや……』
海人「じゃあさ 、あなたちゃんも嫉妬させたら ?」
『え ?』
海人「だから 、俺とあなたちゃんがめっちゃ仲良くして 、神宮寺に見せつけるの !
そしたら大切にしなきゃいけないって思うでしょ !」
『それ 、いいじゃん』
海人「やろうよ !」
『うん !』
勇太はどんな反応するかな 笑笑
勇太「あなた 、いっしょに……」
『海人っ !!』
海人「ん ?」
『一緒に行こ !!』
海人「うん !」
勇太「………は ?」
『海人海人 、へるぷ !ここわかんない !』
海人「あーここはね 、3xとxを足して………」
『あ 、そういうことか !海人 、ありがと !!』
勇太「はぁ 、なんなんだよ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。