第20話

第20話
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2020/07/22 04:09






え?





どういうこと?

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数十秒前
斉藤壮馬
あのさ、
斉藤壮馬
バスケ部でさ、今度夏の大会があるじゃん?
黒川(なまえ)
黒川あなた
うん

何が言いたいんだろう?
斉藤壮馬
俺、スタメン入りしたんだ
黒川(なまえ)
黒川あなた
うん。

壮馬はもどかしそうに俯いている。
斉藤壮馬
だからさ、、
斉藤壮馬
それで優勝したら、、
斉藤壮馬
俺と付き合って。







え?





どういうこと?
黒川(なまえ)
黒川あなた
え?
斉藤壮馬
だから言葉通りの意味だよ。
斉藤壮馬
ずっと、好きだったんだ。
黒川(なまえ)
黒川あなた
……


待って待って。
混乱で頭がおかしくなりそう。





私が、、



壮馬と、、




付き合うだと!?
黒川(なまえ)
黒川あなた
なんで?


最初に頭に浮かんだのはそれだった。




どうして私?
斉藤壮馬
どうしてって、、理由なんてない。
斉藤壮馬
好きに理由っている?
黒川(なまえ)
黒川あなた
……

なんか急に恥ずかしくなってきた。




そんなこと言われたら意識しちゃうじゃん!
斉藤壮馬
返事…くれる?
黒川(なまえ)
黒川あなた
えっ、、と、、


いきなりそんなこと言われても、、



別に壮馬のことは嫌いじゃないけど
恋愛対象として見たことなかったし。




あ!でも待てよ。


壮馬は「大会で優勝したら」って言ってたよね。



だから今OKをだしたところで絶対付き合わなければ
いけないってことにはならないよね。



きっと壮馬は直に言ったら断られること分かってて
言ったんだな。






ほんとに壮馬の思考には舌を巻く。




いいよ、その賭け乗ってあげようじゃないの。
黒川(なまえ)
黒川あなた
いいよ。
斉藤壮馬
え!まじで!?
黒川(なまえ)
黒川あなた
うん。
斉藤壮馬
ありがと。
斉藤壮馬
じゃ。


そう言うと、壮馬はさっさと走っていってしまった。



意外とシャイなんだな。壮馬って。




まだ頭は混乱状態から抜けきっていないけど、
少し落ち着いてきた。





夏の大会、楽しみにしてるよ。
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作者
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どーも作者です!
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作者
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次回もお楽しみにぃー!!

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