第32話

第32話
600
2020/09/26 08:22
佐倉綾音
私ね……
黒川(なまえ)
黒川あなた
うん




あやねるは今にも泣き出しそうな顔をしている。








嫌な予感がした。









佐倉綾音
拓也と、喧嘩した……
黒川(なまえ)
黒川あなた
えっ






この前まであんなに仲良かったのに……








黒川(なまえ)
黒川あなた
どうして?
黒川(なまえ)
黒川あなた
話せるなら話してみて?
佐倉綾音
それがよく分かんないのっ!!!
佐倉綾音
急に「あの時、何やってたんだ」って………
黒川(なまえ)
黒川あなた
あの時?
佐倉綾音
私が思うに、多分大会の時だと思うの……
黒川(なまえ)
黒川あなた
え………





そういえば、あの時あったことは江口くん
達には話していない。










なんで知ってるの…?










しかもなんで今更……?








私が呆気にとられていると、

佐倉綾音
そこまではいいの。
佐倉綾音
拓也が言うにはね……





あやねるの話はテンション-100%のせいか、
無駄に長かったのでまとめると……








・拓也の所にある女子が来て…
・応援をあやねるに邪魔されたと言い…
・そしてまさかの告白。
・好きだから今の彼女と別れて付き合って欲しいと
言われたらしい。




佐倉綾音
もちろん拓也は断わろうとしたらしいんだけど
上履きの色が赤色だったから
断れなかったって……グスッ





うちの学校は上履きの色によって学年が
分かるようなっている。





私たち、1年は緑。2年は黄色。






そして3年が…赤色。

佐倉綾音
拓也の私への気持ちって…
所詮そんな物だったんだよねっ………
黒川(なまえ)
黒川あなた
………
佐倉綾音
「先輩だからなんなの!?
なんで潔く断らなかったの!?」
佐倉綾音
って問い詰めたら
何も言い返して来なくて……
佐倉綾音
悲しくて悲しくて、あなたの所に来たのっ……
黒川(なまえ)
黒川あなた
っ…………!!!




もう驚きと呆然とした気持ちを通り越して
怒りしか湧いてこない。









こんなことをした奴は1人しかいない。











大会の応援に来ていた、3年の女子。








竹谷 萌愛莉。











あやねるの気持ちを蔑ろにした
江口くんも江口くんだけど、











全ての発端はこの女だ。











きっと私たちになんの変化もないから、
苛立ってこんなことをしたんだろう。













まだたった1週間だけど、
我慢ならない。




















私の親友を傷つけた罰、与えてやる。


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作者
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どーも作者です!
作者
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閲覧数6000超え、ありがとうございます!!
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あと、デイリーランキング最高81位!!
(青春、学園の中で)
もありがとうございますっ!!
びっくりです(°Д°)
作者
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次回もお楽しみに!!

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