「来世は個性が宿ると信じて
屋上からのワンチャンダイブ」
僕には個性がない"無個性"だった、かっちゃんに言われたこの言葉がずっと忘れない……
僕はずっとかっちゃんに憧れてたのに、、、、大好きだったのにどうして…どうして?
ー僕はいつの間にか屋上にいたー
もういいや、、未練なんてないから…もしも生まれ変わったら個性があるといいな
バイバイ
僕は足を前に出した…身体が傾いていく、、、その時に声が聞こえた。
爆豪)…出久…!
あぁ、なんて都合のいい…こんな時に幻聴が聞こえるなんて…久しぶりに呼ばれた気がする…
真っ逆さまに落ちていく僕の身体、僕は目を閉じて衝撃が来るのを待っていた……でも、あれ?何でいつまで経っても何も起こらない?
ー僕は目を開けたー
??)よぉ、目が覚めたか?
緑谷)誰、ですか?というかなぜ死んでないんですか、、それになんで…(顔に手が付いてるんだろう)
??)俺の名前は死柄木弔だ…たまたまワープしたらお前がいたから連れてきた。
緑谷)そう、ですか…僕は死にたかったのに、無個性だからと皆に否定され、オールマイトにも現実を見ろと言われた…。
死柄木)お前、無個性でオールマイトに、、だから自殺か…なぁ、お前何て名前だ?
緑谷)僕の、名前は緑谷、、出久、です。
死柄木)じゃあ、出久…俺と一緒に来ないか?
お前みたいな奴が必要だ、お前を捨てたこの腐った世の中を一緒に壊そうぜ?
この時僕は分かった…あぁこの人達はヴィランなんだと、、ずっとヒーローを追いかけてきたけれど……僕にとってのヒーローはこの人だと気づいた。
緑谷)はい…弔くんと一緒に行きます!
ー爆豪視点ー
【緑谷出久が行方不明になった】
行方不明になったが学校では誰も悲しまなかった…
爆豪)、、、(俺のせいか?俺があいつにあんなことを言ったからなのか…?)
モブ)良かったな爆豪!居なくなってくれて〜
爆豪)…は??
モブ)だってお前緑谷のこと嫌いだっただろ?自殺しろとか言ったしな〜笑
爆豪)!…ちげぇ、、俺は、俺はただ、、クソが!……
ー爆豪は教室から飛びだしたー
モブ)おい!待てよ爆豪!
モブ)どうしたんだよ、あいつ…
・
・
爆豪)どこにいるんだよ…デク…必ず見つけるから待っていてくれ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。