祥生がお腹を押さえながら聞いてくる
と照れ臭そうに笑った。
と聞けば
ずーっといつも付けているブレスレットを握り締めながら天井や壁の方を見ている。
と肩を触れば、やっとこっちを向いてくれる。
と違う話をしてくる。
と2人の紹介をして、体調の確認をした。
と笑顔を見せてくれた。
周りで何人かの女の子が倒れている。
きっと嗅がされた薬が効いているのだろう。
外に出れないか、部屋の中を歩く
窓には板が打ち付けてあり外れそうにない。
ドアも鍵がかかっているみたいだ
あっ携帯!と祥生が鞄を探すが見当たらない。
と聞いてくる
あっ鞄!と足元のカバンを拾う。
しかし携帯は画面が割れ、壊されていた。
ダメ元で電源ボタンを押してみる。
やっぱりダメかと思った瞬間、一瞬電源が入る。
そして、すぐに光は消えた。
あやも周りを見渡すが、カバンは見つからなかった。
3人は行き詰まってしまった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!