今は、あやちゃんと侑ちゃんと姉特製のミルクティーを飲みながら昨日の話をしている。



警察から連絡来た時は本当にパニックになったとか、廃ビルで目覚めた時はびっくりしたとか
笑いながら話せるくらいには落ち着いた。


ふと、あやちゃんのブレスレットに目がいった。

とブレスレットを見ながら呟けば

うふふなんて笑顔を見せた。

と答えながら笑っている。

なんて侑ちゃんも笑ってる。

なんて侑ちゃんがニヤニヤしながら私達を見た。



だからあんまり人と関わらないのかと納得できた気がした。


まだまだ知らない事が多そうだ。
知らない世界がこんな近くにあったなんて
私は苦笑いしかできなかった。


すると、cafeのドアが開いた。
ガヤガヤと聞き慣れた声が聞こえてくる。


中心には祥生が

と苦笑いのあやちゃん

なんて私たちの所に走ってきてくれたけど
私達は祥生の顔を見て思わず吹き出しちゃった

祥生の顔は見事に腫れ上がって痛々しそうだったけど素敵な笑顔を見せてくれたから、私達は笑っていられた。

本当にありがとう
なんて話をしていたら、また勢いよく扉が開いて
翔也君が入って来た。

と、手前にいたメンバーを通り過ぎて私達の席へ

と目を丸くしながら私達を見たから
ちょっとびっくりした。

なんて隣にいた祥生君に気づいた翔也は
大声を上げた。


祥生も、蓮君も苦笑いだ

そう言って、1枚のチラシを見せ始めた。


海の家、民宿、コテージ、ホテル、
BBQにグランピングなど、色々書いてある
極め付けは、今月中の予約なら50%OFFという事だ！
みんなの目が輝く！

なんて、あやちゃんが微笑むから
侑ちゃんはガッツポーズだ！


何故か翔也まで同じポーズをしている。

なんて私とあやちゃんの肩を組んで微笑む侑ちゃん


ああ、神様、私、お化けは嫌いです。
隣で苦笑いをするのが精一杯だった。



fin