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第6話

茶漬け
そして処は、お食事処。
中島 敦
中島 敦
はぐッ...はぐッ!ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”
白髪の少年───中島敦は、目の前の茶漬けに夢中になって食らいついていた。
You
You
(もうちょっと、落ち着いて食べたらどうなの...?)
───茶漬けは逃げないのに。

等と思いながら、じっとあなたは敦を見つめている。

だが、当人は、矢張り茶漬けに夢中で、そんな視線に気づかなかった。
国木田 独歩
国木田 独歩
おい、太宰、あなた。早く仕事に戻るぞ
敦の向かいに腰掛けている国木田が、机を指でとんとんとしながら云う。
国木田 独歩
国木田 独歩
と云うか仕事中に良い川だねとか云いながら川に飛び込む奴がいるか。おかげで見ろ、予定が大幅に遅れてしまった
太宰 治
太宰 治
国木田君は予定表が好きだねえ
太宰の言葉に怒りを覚えたのか、国木田は手帳の表紙を指でとんとんとつつく。
国木田 独歩
国木田 独歩
これは予定表ではない、理想だ!我が人生の道標だ。そしてこれには仕事の相方が自殺嗜癖とは書いてない!
You
You
書いてないなら今夜書き直した方が良いと思う...
国木田 独歩
国木田 独歩
どういう事だあなた!?
You
You
仕事の相方は変わらないし、治は変わらないから
中島 敦
中島 敦
ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"(  ˙༥˙  )ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"?
敦が茶漬けを頬張ったまま喋る。
何を云ってるのか、訳が分からn......
国木田 独歩
国木田 独歩
五月蝿い。出費計画の頁にも俺の金で小僧が茶漬けをしこたま食うとは書いていない
中島 敦
中島 敦
ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”?
国木田 独歩
国木田 独歩
だから仕事だ!!俺と太宰とあなたは軍警察の依頼で猛獣退治を...
You
You
...
太宰 治
太宰 治
なんで君たち会話できてるの?
国木田 独歩
国木田 独歩
中島 敦
中島 敦
You
You
(*꒪꒫꒪)(  ._.)(*꒪꒫꒪)(  ._.)
太宰のまともなツッコミに、国木田と敦は首を傾げるが、亜璃珠はまさに自分が思っていたことを云ってくれたかの如く何度も何度もこくこく頷いた。
中島 敦
中島 敦
...はー、食った!もう茶漬けは十年は見たくない!
国木田 独歩
国木田 独歩
お前...
国木田は呆れたような表情をしている。

それもそうだ。
何故なら敦の目の前には沢山の茶碗が積まれていたからだ。
勿論、全て国木田の奢りで。
中島 敦
中島 敦
いや、ほんっとーに助かりました!孤児院を追い出されヨコハマに出て来てから食べるものも寝るところもなく...あわや斃死するかと
太宰 治
太宰 治
ふうん。君、施設の出かい?
中島 敦
中島 敦
出というか...追い出されたんです。経営不振とか事業縮小だとかで
太宰 治
太宰 治
薄情な施設もあったものだね
国木田 独歩
国木田 独歩
おい太宰。俺たちは恵まれぬ小僧に慈悲を垂れる篤志家じゃない。仕事に戻るぞ
中島 敦
中島 敦
貴方達は...なんの仕事を?
太宰はニヤリと笑った。
太宰 治
太宰 治
なァに...探偵さ
国木田 独歩
国木田 独歩
探偵と云っても犬猫探しや不貞調査ではない。斬った張ったの荒事が領分だ。異能力集団武装探偵社を知らんか?
中島 敦
中島 敦
(───風の噂で聞いたことがあった。

武装探偵社。

昼と夜の間を取り締まる悪魔の武装集団。
なんでも、探偵社の社員の殆どが異能力を持つ者だと聞くが───)
中島 敦
中島 敦
(本当に、この人達がそうなのか...?)
敦が疑問に思っていると、急に太宰が斜め上を見上げ、目をキラキラとさせる。
太宰 治
太宰 治
ああ、あんな処にいい鴨居が!!
つられて敦、国木田、あなたも其方を見る。
国木田 独歩
国木田 独歩
立ち寄った店で自殺の算段をするな、太宰!
太宰 治
太宰 治
違うよ〜。首吊り健康法だよ〜
You
You
(あぁ、また始まった...)
国木田 独歩
国木田 独歩
何っ。そんな健康法があるのか?
太宰 治
太宰 治
えぇ!国木田君知らないの!凄く肩凝りに効くのに!
国木田 独歩
国木田 独歩
そ、其れは本当か!?
太宰 治
太宰 治
ほら〜。メモメモ
国木田 独歩
国木田 独歩
くーびーつーりー健ー康ー法ーと
太宰 治
太宰 治
嘘だけど
万年筆)ボキィッ!
国木田 独歩
国木田 独歩
おい、貴様!相方は川に流されるわ、小僧はしこたま食いまくるわで俺の完璧な計画は今や白紙同然だ!
等の会話をしている二人を敦は「(本当にこの人達がそうなのだろうか...?)」と冷たい視線で見ていた。
そして相変わらずあなたは無表情で、じっと二人のやり取りを見つめていた。

国木田はもう此処がお食事処だということを忘れてしまっているのか太宰をガタガタと揺らしながら怒鳴っていた。