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第4話

武装探偵社
時は変わって、二年後───。

変わり者の新人に、国木田は頭を抱えていた。
国木田 独歩
国木田 独歩
また新人ですか?
国木田は、嫌だ、という顔をしていた。

只でさえ、この変わり者の新人に悩みの種を植え付けられているというのに。
福沢 諭吉
福沢 諭吉
ああ、そうだ
武装探偵社社長─福沢諭吉はいつもと変わらない無表情で応えた。
国木田 独歩
国木田 独歩
はぁ...
思わずため息をつく。
社長が云うなら絶対だからだ。
国木田 独歩
国木田 独歩
...分かりました。直ぐに準備致します
国木田が頭を下げると、福沢は、社長室へ戻ろうと、歩き出し、はたと足を止めた。
福沢 諭吉
福沢 諭吉
国木田、新人は会議室に居る
国木田 独歩
国木田 独歩
分かりました
そして今度こそ福沢は社長室へと帰っていった。
会議室で国木田を待っていたのは、無表情だが、可愛らしい出で立ちの少女だった。

歳は、変わり者の新人──太宰よりは幼い。

少女は黙々と紙に回答を書いてゆき、
ペンを置くと国木田に差し出した。
You
You
───終わりました
矢張り無愛想に、少女は告げた。
国木田 独歩
国木田 独歩
なッ!本当に満点ですか!?
国木田は、福沢の口から出た言葉に大層驚いた。
福沢 諭吉
福沢 諭吉
ああ。太宰と同じ、満点だ
福沢はもう一度そう言うと、少女に視線を向けた。
福沢 諭吉
福沢 諭吉
...合格だ。今日から、武装探偵社の一員だ
福沢が告げると、おめでとう、と太宰が少女に微笑んで云った。

───其の時の少女は、少し、微笑んだように見えた。