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第14話

在る爆弾-其ノ肆
中島 敦
中島 敦
───や、や、辞めなさーい···!
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
ん!?
中島 敦
中島 敦
こ、こ、こんな事してナニになるー?
き、きっと親御さんも泣いてるよ〜
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
何だアンタ!
敦、爆弾魔の気迫に負ける。
中島 敦
中島 敦
ひぃ···御免なさい···!
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
アンタ、探偵社の人間じゃないな
中島 敦
中島 敦
みッ、見ての通り、通りすがりの新聞配達です···!
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
新聞配達の人が何の用だ?
You
You
(そういえば、新聞配達の人って普通上まで登ってこないよね···?)
中島 敦
中島 敦
幾ら、に、憎いからって、人質とか、爆弾とか、良くないよ!生きていれば、きっといい事がある!
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
いい事って?
中島 敦
中島 敦
え"!?
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
だからいい事って何?!!
もしかして···見切り発車?

中島 敦
中島 敦
ち···
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
ち?
You
You
(真逆···)
中島 敦
中島 敦
ち···ちゃ、茶漬けが食える!茶漬けが腹一杯食える!
た───確かに···?
机の上に四つん這いになっている国木田が呆れて項垂れている。
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
え···?
中島 敦
中島 敦
天井がある所で寝られる。
寝て起きたら朝が来る!
当たり前の様に朝が来る!!
···でも、爆発したら、君にも僕にも朝は来ない···何故なら死んじゃうから···!
You
You
(敦さん···?)
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
そんな事分かってる!
中島 敦
中島 敦
えぇ!?
いやぁ〜、辞めた方がいいと思うけどな〜···だって死んじゃったら、死んじゃうんだよ!?
そりゃあ死にたくなることだってあると思うよ?
でも辛くても生きてる人だって···ほら!例えば僕!

───ああ、そうですよ!
確かに僕はこんなんだけど、それでも、ヤケにならずに生きてるんだッ!
───情緒不安定。

今の敦はこの一言に尽きるといっても過言ではないかもしれない。
太宰 治
太宰 治
凄いね、演技を越えた落伍者ぶりだ。
ねぇ、あなた?
You
You
うん。···ふふっ
あなたはつい面白くて笑いが零れてしまう。
太宰はそんなあなたの頭を嬉しそうな表情を浮かべて撫でている。
中島 敦
中島 敦
───だから、ねッ!
一緒に仕事探そう!?
···既に新聞配達という設定を忘却している敦。
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
いやァ、べ、別に仕事探してる訳じャ···
爆弾魔、お手上げ状態?
太宰 治
太宰 治
···今だ、国木田君!
物陰に潜んでいる太宰が叫ぶ。
国木田 独歩
国木田 独歩
分かっとるわァ!
国木田は懐から手帳を取り出し、開いた頁に万年筆を滑らせる。
ビリッ
───異能力〈独歩吟客〉
国木田 独歩
国木田 独歩
鉄線銃ワイヤーガン
国木田は手帳の頁を鉄線銃───ワイヤーガンに変えると、爆弾魔の手元へと放った。
太宰 治
太宰 治
確保だ、国木田君!
またも太宰が叫ぶ。
国木田 独歩
国木田 独歩
だから分かっとるわァ!
国木田は素早く華麗に爆弾魔の足を引っ掛け、床に取り押さえた。
太宰 治
太宰 治
一丁上がり〜。はいはい皆さんお疲れ様〜
物陰から太宰とあなたが出る。


敦ははぁ、と安堵の息をついた。
国木田 独歩
国木田 独歩
何が、一丁上がり〜だ
You
You
太宰 治
太宰 治
国木田 独歩
国木田 独歩
"今だ"とか"確保"とか口で云ってるだけで、全然働いてないではないか
You
You
(あぁ、国木田さんそれで怒ってらっしゃるのか)
太宰 治
太宰 治
其れは仕方がないよ。
だって国木田君は両拳で負けたんだから
You
You
···負けてた
国木田 独歩
国木田 独歩
貴様ら···!!!
国木田は追い討ちをかけられ、血管がフツフツとしてきている。
太宰 治
太宰 治
まぁまぁ。事件は解決したのだから、細かい事は良いじゃないか。余り神経質になり過ぎると皺が増えて、老化が急激に進むそうだよ?
国木田 独歩
国木田 独歩
なッ···!?其れは、本当か?
You
You
(あぁ、また国木田さん引っ掛かってる)
太宰 治
太宰 治
ほら、メモメモ
国木田は手帳を取り出し、メモし始める。
国木田 独歩
国木田 独歩
神経質過ぎると、老化が急速···
太宰 治
太宰 治
嘘だけど
ボキッ!!!
又々国木田の万年筆が子気味良い音をたてて真っ二つに折れる。
国木田 独歩
国木田 独歩
貴様!
人を愚弄するのもいい加減にせんかァ!
国木田は太宰を蹴り飛ばした。
You
You
(でも其れに毎回騙される国木田さんも一寸どうかと思う···)
国木田は太宰を蹴り飛ばす際、爆弾魔の上から離れていた。
───その隙を、爆弾魔は見落とさなかった。
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どうも、作者の亜璃珠です。
更新が遅れてしまい申し訳ありません!
(夏季休暇の課題に追われてました笑)

こんな作者ですが、これからもどうぞよろしくお願いします!

以上、作者からでした!