そして、二人っきりに。
色々お話しながら、みんなの荷物を火神さん家に
運び終わり、そとに出てお好み焼き屋さんまで
行くんだけど。
あなたちゃん、今、話したいって言ったことお話してもいい?
勿論です。
話したいこと…とは?
少し気になっていた。
やはりバスケなどの話なのだろうか、
いや、期待してもいいなら…
まぁそんなはずないか。
あの…ね。
はい、
初めて会った時覚えてる?
あぁ…(笑)
あの時は失礼を(笑)
いいんだぜ?(笑)
いやぁすげー可愛い子がいるーって、
最初はさ、何で一緒に帰ろうとか言ったのとか、部活勧誘したのか分かんなかった。
でも、俺は分かっちゃったんだよな。
あなたちゃん、俺は一目惚れしたみたい。
…え!?
少し厳しいとこも、優しいとこも、笑顔が可愛いとこも全部。
え…えっと…?
いや、思いもしてなかった言葉に
私は動揺しまくっていた。
だーから!(笑)あなたちゃんが好き!
どうしようもないくらい!
………
えっ!?
え?
い、いや、泣いてるけど…
あ…
頬を触ると、濡れていた、
泣いていた…んだ。
ごめん!俺となんかやだよな!?
ち…違います…
……?
嬉しいです…とっても。
え…!?
涙を拭いて、私は伝える。
私も、最初こそあまり合わない人だと思い込んでいました。
でも本当は何でもできるハイスペックな人で気遣いもできて、優しい。
私も、気づいたらこれは
『好き』という感情でした。
ってことは…!!
私も好きです。
もしよけれ…むぐっ!
ストーーーーップ!
高尾くんは私の口を手で塞ぐ。
そういうのは男から(笑)
…?そうなんですか?
うん(笑)ほんと恋とかしたことないんだねー(笑)
( ̄ヘ ̄)ムッ
ごめん(笑)…で、さ。
あなたちゃん、
高尾くんは立ち止まる。
はい。
私も立ち止まる。
俺と。付き合ってください!
私の大好きな
笑顔で言う。
そんなの。
断らないとでも?
良い…ですよ。
っ!!
パァッと笑顔になって
ぅぐっ、
抱きしめてくる。
お誕生日おめでとう、あなたちゃん。
ありがとうございます。
てか、俺なんかでもいいの?
何を言うんです。
高尾くんが良いんです。
ううぅ!やっぱ好き!
私の肩にぐりぐりと顔をうずめてそう言う。
わ…////、私も…です…///
…///うん!知ってる…!!
そして、
私には
カッコよくて
優しくて
ハイスペックな
私には本当に勿体ない
彼氏ができました。
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