第35話

32話
2,035
2019/06/05 13:14
ドアを開けて、言葉を失った。







理由は
高尾 和成
あなた~!!!
青紫 (you)
え、え?な、何で?試合に…
高尾 和成
あ、たぶんそれビデオ~。
現地時間ズレズレだから!
青紫 (you)
そうなんだね…
青紫 (you)
でも、お疲れ様。
高尾 和成
おうっ!
緑間 真太郎
目の前でイチャイチャするんじゃないのだよ。
青紫 (you)
あ!緑間くん、お疲れ様です!
行けなくてすみません。
高尾 和成
いーのいーの!
お仕事お疲れ様!
青紫 (you)
高尾くんと緑間くんもね。
お腹は空いてる?何か作るよ。
高尾 和成
腹ペコ~!!
なっ?真ちゃん。
緑間 真太郎
あぁ、ほとんど何もたべていないからな。
青紫 (you)
分かった、何かリクエストあるかな。
高尾 和成
特製激ウマ和風ハンバーグ!!
緑間 真太郎
長いのだよ。


言い忘れていた。


私と高尾くんは今現在同棲中。


緑間くんもたまに来て高尾くんと話してる。
青紫 (you)
任せて。
高尾 和成
はぁぁぁ疲れた。
緑間 真太郎
今回は強かった。
青紫 (you)
緑間くんが言うとは。
ほんとに強かったんですね。
私は手を動かしながら話に加わる。
高尾 和成
だって俺抜きの作戦だったのに
途中で赤司と交代とか聞いてねぇし!
青紫 (you)
でもしっかり活躍してましたよ?
緑間 真太郎
赤司もパスは上手いが俺は高尾のパスの方が慣れてるのだよ。
高尾 和成
え!真ちゃん褒めてくれてんの?
wwwwww
緑間 真太郎
笑うんじゃないのだよ!!
それに褒めてなどいない!!
高尾 和成
はいはいwww
何気にこの空間が私は好きだ。
青紫 (you)
そういえば、また木村先輩から野菜と果物もらっちゃいました。
高尾 和成
さっすが木村先輩!!
青紫 (you)
勝利祝いだそうで。
緑間 真太郎
ありがとうと伝えとくのだよ。
高尾 和成
そうだねーまた会いに行こーぜ?
宮地先輩達にも!
青紫 (you)
そうだね。
木村先輩は自分の家の八百屋を受け継いだそうで、
宮地先輩は、地元のバスケチームでたまにコーチをしつつ、サラリーマンとして働いてる。
大坪先輩は、バスケ関連のアイテムを作る仕事に着いたらしい。
たまに『おめでとう』メールが来る。
『私じゃないですけどね』といつも返す。
青紫 (you)
はい、出来たよ?
召し上がれ。
高尾 和成
いただきまーす!!
緑間 真太郎
いただきますなのだよ。
二人は手を合わせパクっと食べると
私の大好きな目。


目を輝かせて
高尾 和成
うんまっ!!✨
緑間 真太郎
ウマイのだよ✨
青紫 (you)
ありがとう、こんなのでいいならいくらでも作るのにな。
高尾 和成
ほんと!?
青紫 (you)
でも疲れるからやーめた。
緑間 真太郎
フン、店でも出したらいいのだよ。
青紫 (you)
それさつきさんとリコさんにも言われた…
高尾 和成
え!?入れたの!?家!!
青紫 (you)
いえ、私がさつきさんの家に呼ばれたので。一緒に料理を作りましたよ?
緑間 真太郎
それは…お前よく生きていられたな。
青紫 (you)
は?どういうことです?
高尾 和成
えっと…美味しかった?
青紫 (you)
はい、二人とも一緒に作ると楽しそうに。さつきさんは作りおきしておきたいらしいので多めに。
緑間 真太郎
お前は青峰の救世主メシアか。
青紫 (you)
??
高尾 和成
青峰死を免れたなぁww



こうして、青峰くんは救われたとさ。



あ、いやいや。
こうしてハイスペックな男の子と
何でも出来るハイスペックな女の子が
結ばれましたとさ。








by影の薄い僕。

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