急に背の高い…赤髪の男の人が。ジャージ的に…誠凛?
火神さんが黒子さんに訪ねる。
と、私の前で手を合わせ謝罪してくる。
別にそこまで怒っている訳ではないんだけどね。
何か…仲いいんだね。うん。
二人が去っていくのを見送ってから
私は飲みかけのシェイクをすすって飲み終える。
容器を分解して、ゴミ箱にいれて、
バッグを持って、外に出ると少し青い空と
赤みがかった空だった。
そこの間が美しく薄紫色になっていて
綺麗なグラデーションになっている。
今日は不思議な人達に会ったなぁ。
1日でこんなに会ったことないくらい。
しかも男の人ばっかで。
こんなこと人生に一度くらいかと思う。
バッグの中にある、いつものアメを取り出して
あ、いつものとは、棒付きのアメ。
ちなみに味はみかんかオレンジかたまにチェリー。
これが美味しいく、小さい頃からいつも食べてる。
カサカサッとアメの上に被っているのをどけ、
口の中に入れる。今日はオレンジ味。
美味しい…♪やっぱりこれがないと生きてけない。
ここからのいつもの道を通って、家に帰る。
ドアを開けるとまぁ、いつも通り。
誰かがいるわけない。
兄がいたが、父とアメリカの方に行った。
父が病気のため、そちらに行った。
兄はバスケを楽しんでいてストバスをしている。
写真や、電話をたまにするので、寂しいとか
そういう気持ちはあまりないけど、
やはり帰ってきて誰もいないというのは
少し悲しいものかもしれない。
だけどもう慣れだ。
洗濯物を片付けるだとか料理を作るだとか、
ある程度は出来るし、料理は好きな方だ。
お金とかそういう問題は父が出してくれているし
困ることはない。
さて、ご飯作りますか。
今日は何にしようかな…
…とこんな感じで1日終わる。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。