第3話

2話
4,634
2019/02/12 08:27
青紫 (you)
スポーツ…?
高尾 和成
うん♪
いや、何で急に!?
青紫 (you)
いえ…あまり。好きではないです。
高尾 和成
やっぱりかぁー!!
青紫 (you)
((ビクッ
近くで大声を出されることなんてここ数年無くてビックリしてしまった。
高尾 和成
え、ビックリしたの?(笑)
青紫 (you)
いいですから、話続けてください!
高尾 和成
くっ(笑)うん。じゃあ読書は好き?
笑ったな…!?
青紫 (you)
読書…?大好きですけど?
高尾 和成
じゃあ本のことけなされたら読書辞める?
青紫 (you)
そんなことではやめませ…あ!
高尾 和成
そゆこと~!
青紫 (you)
成程…。
高尾 和成
どんなに辛くてもさ、やっぱ楽しいんだよ!バスケ!
青紫 (you)
………
高尾 和成
シュート決めたり、自分のパスでゴール入るとめっちゃ楽しいんだよ!
身ぶり手振りで目を輝かせてまで楽しそうに話す彼は、きっと。
青紫 (you)
バスケ、大好きなんですね((ニコッ
高尾 和成
…!///…そ、そうだよ!
…?急に耳が少し赤くなった様な…?
気のせいかな?
夕焼けのせいなのかな?
青紫 (you)
そういえばなぜあそこで練習を?
私はいつも誰もいない外のバスケットコート近くのベンチで本を読むのが日課なのだが、
いつもそこのバスケットコートは使われない。というか見たことない。
本を読むと集中してしまうので、あまり気にはしなかったけどね。
高尾 和成
んー…あそこ誰もいないっしょ?そこだと練習しやすくてなー!
青紫 (you)
誰かと練習した方が上達しないんですか?
その方が絶対合理的だと思うけどな…?
高尾 和成
まぁ、そうなんだけどさー。何となくって感じかな(笑)
青紫 (you)
…そーですか。
高尾 和成
あなたちゃんでもいい?
青紫 (you)
え…!?
名前で呼ばれるとか久しぶりすぎるんだけどな…
高尾 和成
ダメー?
青紫 (you)
!?////い、いえ。
少し顔の下を覗く彼の顔が近すぎてつい答えてしまった…!!
高尾 和成
っしゃあ!じゃああなたちゃん!
青紫 (you)
??
高尾 和成
バスケ部マネージャーやろっ!
青紫 (you)
……え?
まてまてまてっ!いくらなんでもそれはちょっと!
高尾 和成
だって、部活やってないでしょ?しかも頭良いし!
ごもっともですが…!
青紫 (you)
…あれ?私勉強できるなんて言ってませんよ?
高尾 和成
えー?何となくー?真ちゃんより頭良さそうだしー!?
青紫 (you)
真ちゃん…?
高尾 和成
俺のこと負かしたやつだよ。
青紫 (you)
そこまで仲良く!?
高尾 和成
うん(笑)緑間~とか真太郎~とかは長いでしょ?だから真ちゃん!
青紫 (you)
は、はぁ…。
高尾 和成
ね!いいでしょ?マネージャー!
聞いたことあるなぁ~バスケ部マネージャーってめっちゃやる人が多くて断ってるとか。
青紫 (you)
でもいませんよね?というかダメですよね?
高尾 和成
んー、あなたちゃん男とかあんまり興味なさそーだし、大丈夫だよ(笑)
青紫 (you)
軽く悪口…。いいですが、明日部活は?
高尾 和成
ある!放課後なったら俺が声かけるからさ!あと真ちゃんとね!
青紫 (you)
わ、分かりました。
あ!ついいいって!ダメだなぁ…彼の笑顔はずるい…
男だらけとか…ほんと気が引けるよ…。
少し歩くと分かれ道に。
高尾 和成
あなたちゃんどっち?
青紫 (you)
私、右です。
高尾 和成
あれ!そうなの!?俺左だぁ~残念。気を付けてね!
青紫 (you)
はい。
高尾 和成
バイバイ!
高尾さんは笑顔で手をブンブン振ってる。
私もできるだけの笑顔で、
青紫 (you)
また明日((ニコッ
と返して家に帰った。

プリ小説オーディオドラマ