第2話

💎
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2020/12/16 09:31



「あなたちゃん大丈夫?!」「ねぇ!あなた!」


どうやら私は意識を失っていたみたい。

こんなことが日常茶飯事に起こるようになった





最近すぐ疲れるし、体がだるくて上手く足に力が入らなくてふらつくことが頻繁に起きてた



だからずっとおかしいとは薄々自分で気づいていた。



「 それでもまさかね…… 」



一通り検査を受けて 病院の重たい扉を開く


そこで、私は信じられないことを告げられた。

ソクジン先生
ソクジン先生
「あなたさん、落ち着いて聞いてください」
ソクジン先生
ソクジン先生
「あなたさんは筋萎縮性側索硬化症です」
You
You
「………えっ   と…
きんいしゅくせいそくさく硬化症??」
次の言葉を待つ前にソクジン先生の重たい口は

冷静にこの病の説明を淡々としてくれる
ソクジン先生
ソクジン先生
「つまり、 " ALS  " 手足や呼吸に必要な筋肉の力が弱っていく病気です 」
You
You
「……え、?  ALS   ?
薬を飲めば大丈夫ですか?」
ソクジン先生
ソクジン先生
「現在の医学では根本的な治療法や薬は開発されていません」


「ALS」ドラマで聞いたことがある病名だった。でもこの言葉を受けいられるのには時間が必要だった




「 まだ18歳なのに。人生これからなのに 」


普通に好きな人と結婚してその人の子供を産んで幸せに暮らす未来が当たり前だと思っていたし疑いもしなかった。自分の身近に『死』があることを





あなた

「 死んじゃうの?嫌だよ。誰か助けて 」

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