向井 side
舘「 また逃げてきたの? 」
「 あかんの? 」
舘「 だめではないけど 」
「 照くんが縛りすぎなんやもん、」
舘「 そうだとしても俺んちにこられたら
もっと怒られない? 」
「 …大丈夫 」
なわけないねん、照くんが最近怖いねん
俺だけ見てればいい、とか
死ぬときは一緒に死のうね、とか
とにかく束縛が強いから俺も自由じゃない
ずっとだてとおりたいなぁ、
今はもう照くんを好きじゃない。
おれはだてがすき
宮舘 side
「 でも照のことは好きなんじゃないの? 」
向「 ちゃう、」
「 え? 」
向「 おれはだてがすき 」
「 …は? 」
向「 だから、おれと付き合ってください 」
「 … 」
向「 あかん? 」
はいずるい、上目遣い
康二のは破壊力やばいもんね
しかも告白されてびっくりしてる
…まぁ、返事は決まってるけどね
「 俺も康二のこと好きだよ、ずっと 」
向「 んぇ、ほんま…? 」
「 うん、ほんま 」
向「 …だての関西弁、ずるい 」
「 なにそれ、笑 」
向「 じゃあ、おれと付き合ってくれる? 」
「 ふふっ、もちろん 」
そしてキスをする
康二は照れて顔を真っ赤にする
…そんな康二を失って、照どんまいだなっ、笑
おれとずっと一緒にいようね ____
end
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!