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2021/09/05

第29話

二十七話(主サイド)
男の人
あなた達が「壊される」シーンをゆっくり観察するとしましょう。まだ沢山の異能が残っているのですから。
青年の隣に髪の長い女の生命体が寄り添う。
男の人
さ、みなさん、踊ってくださいね。
冷たく黙していた異能が動き出す。



幹部様…もとい、中也さんと私は視線を交わし、

中也さんが異能で自分を加速し、異能にぶつかる。


わたしは異能生命体の上を飛び越えて…
青年の頭上を飛び越えて…
その教会の奥にある、懺悔室(とよばれる所)
に飛び込んだ。
男の人
なっ…?!
途中まで不思議そうな顔をしていた青年が慌てる。



今頃気づいた?
男の人
待て.…っ!
中原中也
中原中也
待てって云われて待つ莫迦はいねえよ。
お前の相手は俺だっつの。
中也さんが異能の相手をし、足留めをしてくれている間に、私は「あるもの」を探す。



そして、机の下に、「それ」を見つけた。


たくさんの瓶が入った箱。
たくさんの色に色づいた煙の瓶。
いくつか中身のない瓶もある。
それを思い切り持ち上げて



おとし、叩き割る。
にわかに面積を増した煙が増え、立ち上り、そして天井近くでふっと消えた。


(死んでなければ)持ち主のところへ帰るんだろう。知らんが。


一体だけ、消えずにこちらをじーーーーっと見ている。

なんかの動物みたいなやつ。

葛ノ葉が云うには
葛ノ葉
葛ノ葉
敵意はないがの…。
だそうです。
神憑 (なまえ)
神憑 あなた
んじゃ放置で。じゃあね
懺悔室を出ると、異能生命体はすっかり消えていた。


所々で机が陥没したり、椅子が捻れたりしてるけど、中也さんに怪我はないようだ。

中原中也
中原中也
いい運動になったぜ!
にやりとこちらを見て笑い、そして青年の方を見る。
中原中也
中原中也
んで?もう終わり?…だったら、マフィアを裏切った償いを受けろよ?
男の人
たった助けて!マフィアのやつを殺したことは謝る!だから!
中也さんの目つきは変わらない。
中原中也
中原中也
んで?
中原中也
中原中也
重力に潰されてぇのか?
神憑 (なまえ)
神憑 あなた
はいはいはい、止まってください中也さん!!!!
中原中也
中原中也
あ゛?
…怖っ


いけどこれは私が止めなければ…
神憑 (なまえ)
神憑 あなた
軍警に引き渡します。
中原中也
中原中也
お前に何を決める権利があるってんだ?
ない。


けれど!
神憑 (なまえ)
神憑 あなた
人殺しはダメなもんはダメ。
中原中也
中原中也
…お前、莫迦か。
莫迦でもなんでもいいです。
二人でギャイギャイ云っているうちに、軍警がきた。


さっき私が呼んだ。
瓶を叩き割った後にね。

中原中也
中原中也
……。
神憑 (なまえ)
神憑 あなた
中也さんなら一瞬で私たちを無力化できるでしょうけど、引いた方が身のためですよ。
悪戯っぽく笑うと、中也さんがジト目になる。
中原中也
中原中也
あーはいはいどうせあいつの差金だろ腹立つ。
中原中也
中原中也
…次回あった時潰してやる。
神憑 (なまえ)
神憑 あなた
私が先に捕まえてますよ
中原中也
中原中也
やってみろってんだ。
そう云って、中也さんは笑った


私も笑った。
そして、たんと軽く地面を蹴ると


もう、遥か遠くになっていく中也さんがいた。
男の人
…ねぇ、あなたちゃん。
神憑 (なまえ)
神憑 あなた
…何?
男の人
僕を助けてくれない?お礼はするか
神憑 (なまえ)
神憑 あなた
断る。あっ、こいつです犯人。
その時ちょうどこちらにきた軍警さんの一人に思いっきり突き出した。


軍警の人はじーーーっと犯人を見た後、こちらを見た。
神憑 (なまえ)
神憑 あなた
…?未だ何か?
???
…いや。
ボサボサに伸びた前髪と、鋭い目つき。
軍服に軍刀、外套マント
左目の下にある…桜の刺青?

貌だちは整っている。


けど…この人誰だ?
???
ではこれで失礼する。
神憑 (なまえ)
神憑 あなた
あっ、はい。
…何か最後の分からなかったけど、まぁいいや。