第12話

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2019/10/23 15:36
ピピピピ






「 ん…… ふぁあ」





近くから鳴り響く7時を知らせるアラームが鳴る






まだ寝足りない……と思いながら一欠伸して。







ふと目覚ましが鳴った方へ顔を向けると







青年の顔がアップになっていた







「 うおぁ !? 」








驚くと同時に起き上がろうとした時






「 いってぇ!!!!!! 」







急な腰の痛みに声を上げる







『 ぅん……? どしたの…… 』








ムクリと隣で起き上がる青年は何故か裸だった










「 な、なんでお前裸なんだよ……。腰も痛いし………………え……?」







そう連想すると、何故そうなのか1つ思い浮かんだ









『 え……忘れちゃったの…?? ……まぁ仕方ないか……あーーんなに可愛くなってたの忘れたくもなっちゃうよねぇ……』






「 は、はぁ?? な、何言ってんだよ、、」








戸惑いを隠せず、頭が混乱し目が泳ぐ










『 ふふっ、なんでもないよォ、あんな可愛いきみの姿、僕だけが知っていれば十分だからさ……ね?』









そう言って彼は頬にキスをした









「 なッッ!! 」










きっと今の俺は耳まで真っ赤だろう








キスされた頬を手で抑えながら、顔を赤らめていた










『 君はどこまでもかわいいねぇ……そういうとこ大好きだよ 』











柔らかな軽い笑みで真っ直ぐにそう言われまた顔が熱くなる









「 〜〜〜!! 」









何も抵抗できずに頬を赤らめるまま目を逸らした









『 ねぇ、今日はお休みだからさ、、、お出かけしようよ』









なんて俺の心配なんか無用のように述べてはまた微笑む







「 は、はぁ?! お、お前が昨日の夜何したか知らねぇがこっちは腰痛めてんだ!!! 」







『 えーー、ぶーぶー』






***



そして結局彼のおねだりに負け、腰を痛めたまま外出したのだ。

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