ダダダダダダ
ただいま、全力疾走中
ここ何十分も走り続けてます
なんで走ってるのかは自分でもわかりません
……え、なんで私こんなに走ってんの?
疑問が大きくなってきた
っと思ってたら目の前に!あの店が!
あ、お店は団子じゃないか
ま、いーや
とりあえず団子食べる
店『はいはい、あんたよう食べるねぇ』
……褒めてくれたのか
店『 ほら、20個!持ってきな』
ゆっくり食べれる場所空いてないかな……
あ、あそこ空いてる
座ろっと
モグモグ
モグモグ
団子といったら三色団子でしょ
それとさっきから気になってたんだけど
私の隣の人、めっちゃおはぎ食べてる
なにげにおはぎって食べたことないんだよね
あとこの人すごいスピードで食べてるけど……
お腹壊さないのかな
あ、と思ったらなんか別の人が来た
この距離なら会話聞こえるかな
うわ、おはぎ食べてた人怒ってる
威圧感やば……
でもそのわりには相方さんは無表情だ
ガサガサ
あ、相方さんが袋からおはぎ出した
おはぎ信者はそんなにおはぎが好きなのか……
こっっっっっわ
怖すぎるて
やばいって
相方さん死んじゃうよ
いなくなった……
え、なんだったの、あの人たち
二人ともある意味怖すぎる
……もう会わないからいっか
考えるのはやめよう
これ、フラグたたないよね?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。