第8話

6(過去編)
786
2020/09/23 08:00
現在
保健室
永瀬廉
永瀬廉
優太
おいおいって言ってた話聞かせてくれへんかな?
どんな過去持ってても俺や紫耀や海人は優太から離れたりせんから
あかんかな?
玄樹先生
玄樹先生
優太?こう言ってくれてるけど、どうする?
岸優太
岸優太
しょ正直怖い
(保健室の端で話してる)
永瀬廉
永瀬廉
大丈夫!
髙橋海人
髙橋海人
俺も知りたい!
態度変わったりしないと思う!
だから教えてほしい
平野紫耀
平野紫耀
俺もです!
年下で頼りないかも知れないですけど
岸優太
岸優太
わっ分かった
まっまず見て欲しいものがあるんだ
永瀬廉
永瀬廉
ん?
岸優太
岸優太
(伊達メガネを外して右目のコンタクトレンズを外す)
髙橋海人
髙橋海人
え!!
平野紫耀
平野紫耀
これって・・・
岸優太
岸優太
そう、俺はオッドアイなんだ
だからいつもは左目が黒色だから黒色のカラコン入れて、念の為伊達メガネをかけてるの
永瀬廉
永瀬廉
そうやったんや
岸優太
岸優太
続けるね
過去
語り:現在の優太
俺は生まれつきオッドアイだった
両親も驚いていたけど喜んでくれた
そう思ってた
母は俺を産んだことに満足したのかオッドアイで生まれた事で気持ち悪かったのか世話を焼こうとはしなかった。いわゆる育児放棄
食事は一日一回だったそれもごく少量
父は仕事仕事で帰ってこない毎日、たまに帰ってると俺の事を可愛がってくれた
(小さく生まれた事で言語を話すのが人より遅れてた)
なんとか1年たったある日
優太
優太
ガシャン!(机に当たってしまい皿や花瓶が割れてしまう)
岸母
岸母
(・д・)チッ
なにやってんの!
片付けるの私なんだから大人しく寝てなさいよ!!パチン
優太
優太
ウェンウェン
岸母
岸母
うるさい
だまれ!
その時の俺の体重は同じ年代の子と比べると痩せすぎていた
岸父
岸父
ただいまぁ〜
岸母
岸母
あっ!おかえりなさいあなた
岸父
岸父
優太〜帰ってきたぞ〜(優太を抱っこして)
あれ?皿とか花瓶割れてるけどどうかしたのか?
岸母
岸母
あっ優太が机にぶつかっちゃったみたいで割れちゃったのよ
急いで片付けるね
岸父
岸父
そうかぁぁ
ぶつかっちゃったか〜!優太〜
お前は好奇心旺盛だなぁ〜
よ〜しよ〜し
また、痩せたんじゃないか?優太
岸母
岸母
そっそうなのよね〜
ちゃんと食べさせてるつもりなんだけど・・・
岸父
岸父
ん〜
まっ大丈夫か、そのうち体重も増えるよな優太〜ニコッ
俺が2歳になった時、母に男が出来て出ていった
正直、助かったと思った
俺は父と2人で暮らすことになった
だけど、父に新しい恋人が出来た
そしてそのまま今度はその人と父が結婚した
(※今から出てくる岸母のアイコンは次の母親です)
岸母
岸母
よろしくね優太君
優太
優太
マッマ?
岸父
岸父
ふふ、仲良くな
新しい母が来て3ヶ月が立っていた
3ヶ月何事もなく可愛がってもらえた
安心した もう、あのようなことが起きないと・・・
しかし、幸せはそうは長く続かなかった
俺が3歳になった次の月・・・
父が車に跳ねられてこの世を去ったんだ
岸母
岸母
うぅあなた〜
どうしてどうして・・・
優太
優太
うぅ〜ママ
岸母
岸母
離しなさい
新しい母親の目的は父の給料だったんだ
父は1流の企業に勤めてて役職もソコソコだったから給料も凄かった
その父のお陰で何不自由なく暮らしてたんだ
俺の住んでた地域の条例で子供1人につき、月額5万の給付があったんだ
優太
優太
パパは?パパはどこにいっちゃったの?
岸母
岸母
うるさい!
部屋行ってなさい!
現在
岸優太
岸優太
うぅ(泣いてる)
玄樹先生
玄樹先生
優太・・・
今日はここまでにしとこう?
また、続きは今度にしよ?
皆もいいでしょ?
永瀬廉
永瀬廉
もっ、もちろんや優太
髙橋海人
髙橋海人
うん、また今度
平野紫耀
平野紫耀
はい!また今度聞かせてください
岸優太
岸優太
ごっごめん
永瀬廉
永瀬廉
気にすんな
俺らが教えて欲しいって言ったんやから

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