第5話

嫌な記憶
1,227
2021/11/05 13:31
(設定を変えました!詳しくは一番最初の設定を見てください!!)




あなたside




私は前回、地獄で働く事を決意した。





....のだけれど、、




第一補佐官の補佐をやるとは聞いていない。




務まるのだろうか、私に




鬼灯さんが色々手続き(脅し)をして補佐になったけど。
あなた
あなた
この事閻魔大王様に報告せずに補佐になっていいのでしょか....
鬼灯
鬼灯
いいんですよ、あのアホに報告しなくても
アホ...閻魔大王様にそんなことをいってもいいのだろうか



この事は鬼灯さんの方から報告してくれるそう。
鬼灯
鬼灯
貴方の部屋を案内したいのですが、あそこは女子寮なのでここは"お香さん"に頼みましょう
あなた
あなた
お香さん..?
知らない人だ。



頭にハテナマークを浮かべていると、あった時紹介すると言われた。



取り敢えずそのお香さんがいる所に向かった




ここが女子寮なんだ....




するとお香さん?という方が奥から出てきた
お香さん
お香さん
あら?鬼灯様..?どうしたのですか?それと後ろの子は..?
鬼灯
鬼灯
彼女は、あなたさんという方です。彼女の部屋を案内してはくれませんか?
お香さん
お香さん
えぇいいですよ。あなたちゃんよね?私はお香よ、よろしくね。
あなた
あなた
はい...よろしくお願いします
第一印象はとても美人な方だった。




凛とした声に、素敵な笑顔。




とても憧れる人だった
お香さん
お香さん
こっちよ、ついてきて
あなた
あなた
はい
そして私の部屋につき扉を開けた
あなた
あなた
...!!
私が知らないものや、知っている物が置いてあった




部屋には必要最低限の家具が置いてあるらしい
(殆ど知らないものだけど)




あなたの知らないもの↓(家具)


鏡、ベット、カーペット、布団、座布団etc




あなたの知ってるもの↓


ゴミ箱  以上。




こんな感じ
あなた
あなた
すごい....
お香さん
お香さん
フフッ...気に入ってもらえて何よりだわ。
家具をペタペタと触りながら辺りを歩く



するとあるものに目が止まった
あなた
あなた
あの..お香さん。
お香さん
お香さん
なにかしら?
私はある家具を指さして言った
あなた
あなた
これはなんでしょうか?
お香さん
お香さん
え..?




お香side



あなたちゃんの口から聞かされたのは、普通ではありえない事だった。




誰もが知ってるはずの家具。そう"鏡"




それを、「これはなんですか?」と言ったのだ。



誰もが聞いて驚くだろう
お香さん
お香さん
鏡を知らないの..?
あなた
あなた
鏡..ですか?聞いた事もないですね...
その言葉を聞いてまた驚くお香。




それじゃあ、自分の姿も見たことがないのだろうか
お香さん
お香さん
これはね、自分の姿が見える家具なの。
あなた
あなた
自分の姿..?
あなたちゃんは鏡と向き合い、自分の顔を触った
あなた
あなた
これが....私.
お香さん
お香さん
っ...
そう呟くあなたちゃんの背中はとても寂しかった。




思わずあなたちゃんを抱きしめた。



あなたちゃんは驚いたのか、肩を跳ねらせていた
あなた
あなた
あの...お香さん?
お香さん
お香さん
あ、ごめんなさいね...ねぇあなたちゃん、困った事があったら私に相談して頂戴。いつでも聞くわ
あなた
あなた
....ありがとう、ございます..?
あなたちゃんはよくわかってなさそうだったけれど、まぁその時はその時よね。←




今日は疲れていると思うから部屋で休むように伝え、私はあなたちゃんの部屋を出た
お香さん
お香さん
後で...鬼灯様に報告しないとね....

あなたside


お香さんが部屋を出て行った。



此処で休むように言われたけど何をすればいいのだろうか。



取り敢えず部屋の隅っこに行き、小さく縮こまった




やっぱり狭い所が落ち着く。




床に寝っ転がり、瞼を閉じる




床は冷たいはずなのに、何故か暖かく感じた











 







父親
父親
気持ち悪い....早く地下に放り込め..!!
あなた
あなた
いや....お父さん..!ごめんなさい、何かしたなら謝るから.....
お父さんは、花瓶を私に投げてきた



腕でガードしたとしても、血は出る。




散らばった花瓶が下に落ち、その上に血が滴る
父親
父親
お前にお父さんと呼ばれる筋合いはない
その目はとても冷たかった





まるで化け物をみるように.....
母親
母親
ほら、早く行くよ!
私の髪を引っ張り、地下室にいれされられる




扉は鉄でできていて簡単には出られない。



そしてパスワード付きだ、外側からも内側からもパスワードがないと入れない仕組みだ


扉を閉められた私は焦って扉に近づき叩いた
あなた
あなた
お母さんっ..!出してよぉ!!
泣き叫ぶ声が部屋中に響き渡った



当時私は3歳。こんな所に急に入れられたら誰でも泣き叫ぶ




ずっと、声が枯れるまで助けを求めて、泣いた




もうここから出られないとわかったのは翌日だ




子供というのはとても物分かりが良い。1日も経てば理解するだろう。
あなた
あなた
誰か....助けてくれかいかな..













バッと体を起こした。




夢かと安心したのも束の間。




嫌な記憶を思い出し、そして両親への恐怖心がふつふつと湧き上がってきた



気づけば目から涙が溢れ、震えも止まらなくなってしまった
あなた
あなた
っ....
暖かかった床がとても冷たく感じた

プリ小説オーディオドラマ