健人「じゃあ、風磨のことよろしく!」
「はいよ!」
「風磨、一回うちの家来てもらってもいい?話するには、あそこじゃないと無理だから。」
風磨「おう。」
あなたの家
「じゃあ、適当に座って?」
風磨「ほんとにここがあなたの家だったんだな!」
「うん!」
「あのさ、ケンティーに今までの経緯を話してって言われたんだけど、それで良い?」
風磨「うん。でも、今まで通りには話せないと思う。」
「そんなの承知済み!てか、今話せてるけどね!」
風磨「そう?で、何?」
「うん!風磨は、ジャニーさんの子供が私っていうことって嫌?」
風磨「事実だとしたらジャニーさんを今まで第二の父親だと思ってたのが情けないなって思う。」
「事実だけど、ジャニーさんもみんなのことちゃんと自分のこどもとして観てたよ。」
風磨「そんなん分かんないじゃん!」
「言ってることが健人と一緒!笑」
「あのさ、ついてきてくれない?」
風磨「おう。」
「これ見て?」
風磨「何これ?」
「ジャニーさんが風魔についてまとめたやつ!これ全員分あるんだよ?笑」
風磨「泣」
「泣いてんの?」
風磨「泣いてねーし!」
「はいはい!あと、この雑誌の感想みてみ?」
感想「なんかいつにも増して風磨がチャラい!どうしたんだろう。なんかあったのかな?まぁ、元々がチャラいんだけどね!笑………」
風磨「こんなこと考えてくれてたのかよ。」
「ね?第二の父親だったでしょ?」
風磨「でも、お前がこないだしたことは許せない!なんでまっしまの家族をバラバラにした!」
「それは、もう私みたいに後悔して欲しくなかったから。あなたは、ジャニーさんにお父さんって言えなかった。こんなに近くにいたのに。せめて、最後に一回でもお父さんとして話したかったの。」
風磨「別に聡のお母さんが亡くなるとかじゃないのにする必要あったか?」
「それは、考えてなかった…」
風磨「かんがえなし!もううんざりだわ!」
「ごめん!でも、あなたセクゾから消えるから!」
風磨「そのほうがいいわ!笑」
風磨が帰った後のメンバーとのLINE(味方)
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。