第2話

いち
3,021
2018/12/27 14:04



チャイムとなったと同時にうるさい騒音たち。


席を立ち、仲いい子達の所に行ったりとかして騒ぎっぱなし。



この空間がすごく嫌になる。



「放課後なにしよ?」なんて言ってる声。


私にはそんな声は来ない。

まず私に話しかける人が少ないと言っても過言じゃない。



いじめ?そんなことはされていない。
悪口も言われないし、何もされない



ただただ平和なクラスって感じ。


だから誰にもバレないように潜めるのかもしれないね、


ピロンっ となる私の携帯の通知音。


相手は私の仕事先のママから。


《今日は特別指名が入ってるから早めにおいで?》


そのメールに 「分かりました」とだけ打って携帯をしまう。




放課後になれば、一目散に仕事先へ行く。

二つ結びとメガネをとり、少し薄かった化粧を落とし


大人びたメイクへ変貌させてキラキラのドレスを着れば


大人の世界への出発点に着ける。




私の仕事、?


それはね、 キャバクラ という仕事


私のママは私が高校生と知ってて雇ってくれてる。



夜8時になればお店が開店。


『や~! あなたちゃん!お久しぶりだね!』


「お久しぶりすぎますよ、、寂しかったんですから、、」


そう思ってもないことを言っても喜んでくれる人だっている。



この世界の仕事に私はどっぷり浸かってしまったんだ、

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