【チーノ視点】
さっきの話し合いで明日、ここの国を乗っ取る事になった。
心配はかなりあるが、この人達とならやり遂げることが出来るだろう。
そして、今、振り分けられたチームのメンバーに正直かなり不安しかない( ˙-˙ )
俺からすると、暴食サイコパス、医療できる変態、能力便利な色素薄いマンっていう、メンバーで
個性豊かすぎて、俺が浮く....
それになんで、あのゾムさんとエーミールさん、
爆弾創りまくってんの?((((;゚Д゚)))))
俺達チーム名隠密だよな....
.....そんな爆弾両手に持って、ニコニコしながら迫られても.....
ん?今、あっ、て言った?まさか、何にも考えてなかった!?
( ˙-˙ )マジカヨ
するとエーミールは自分で創った爆弾を、
能力を巧みに使って剣や銃へと変えていった
石とか何かですか.....
というか、そっから銃弾が作れるってスゴすぎやろ!
まぁ、準備の手伝いはしますよ。
ゾムさんの悲しそうな顔を見つめ、俺は素材集めへと外へ出た。
季節がはる春なのもあってか顔にあたる風が心地よい。
そして、エーミールさんに言われたとおりにそこら辺に転がっている石を
集める。
ガサッ))
あまり喋りたくないが、緊急やから仕方がない。
俺達の事が今知られたらマズい......
気のせいか?
ん?
なんや、野良犬か......
音の主が犬だとわかり、力を抜く。
手招きをするも、犬は近ずきもせず、逃げる様に森の暗闇へと溶けていった。
残念だが、追いかける余裕もない。
しばらくして俺は、別荘に小袋いっぱいの石を持って戻っていった。
一方その頃......
キィ(ドアの開く音
今、たしかにドアを開けた時、空気が重かった。何かあったのか?
エーミールは立ち上がり、石の入った小袋を貰う。
エーミールは二つお礼を俺に向かってすると、早速能力を使うのか、離れていった。
えっ
それは、多分みんなよりも居た期間が短いからやと思うけど....
ヾ(・ω・`;))ノぁゎゎ
やっぱり恐いな........ついていくと決めても、恐いなこの人達
そして俺は、エーミールに色々教えて貰いながら、一緒に作業を進めていった。
続く
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。