第23話

初めましてよろしくお願いします
832
2020/07/11 13:14
勝ち確だ.............後はこのナイフで首を跳ねるだけ、俺が言えたことじゃないけど、能力使いはもうちょっと自分自身の能力を向上させた方がいいんじゃないのか?ここの国の奴らとか、
グルッペン
グルッペン
なんでも屋ぴくとよ、
!?
グルッペン
グルッペン
何を退いている?早く殺るがいい
強者の余裕ってやつか?........
グルッペン
グルッペン
さぁ、早くそのナイフを振り切って見せろ
何故だろう、向こうは確かに盲目状態のはずなのに、俺の目をじっと笑いながら見ている。




黙ってくれませんかね?

めいっぱいに腕を振る。しっかり首を横切るように。だが、その刃先がグルッペン目標にあたった瞬間、俺は弾き飛ばされ、ぱっとナイフを見るとズタズタになっていた。
ぴくと
ぴくと
何だ!?
グルッペン
グルッペン
どうした?なにか問題でもあったのか?
くっそ、舐めたまねしやがって.....
再度振る。だがまた弾き返されてしまった。
グルッペン
グルッペン
そうか...........無理だったか....
意味が分からない。挙動も不自然で、おかしい。
なんで敵である俺の失敗をなんで残念がるんだよ







俺の計画は完璧だったはずだ.........
司令塔との接触、混乱、弱体化、錯乱、ドールの監視、全部いつも以上に力を入れたのに......



最後の最後でつまずいた、
ぴくと
ぴくと
俺の負けです、煮るなり焼くなり殺すなり、自由にして下さい。


あーあ、ゲームオーバーだ
グルッペン
グルッペン
............それなら、我々に利用されてもらおうか
ぴくと
ぴくと
......はい?
いきなり何を言ってるんだよ?
自分の事を殺そうとしたやつに、そんな事言うか?普通
グルッペン
グルッペン
君、以前は無能だったね?
え〜、なんで知ってんですか〜
グルッペン
グルッペン
まぁ、そこに転がってるスーツのやつが同じ境遇でな
グルッペン
グルッペン
共存の国を創るにあたって、そういう奴らの事も知らないといけない。
グルッペン
グルッペン
だが、君みたいに国の兵器として使われているものばかりだ。
グルッペン
グルッペン
もちろん、用済みになれば、即ゴミ箱ゆきだ。
交渉か..........なかなか慣れないことではあるが言いたい事は何となくわかるし、殺戮者としての俺からの解放ということに関しては、美味しい話ではある。だが、散々俺の事を使って来たやつの事を裏切ることになる。どっちにしろ殺される........
ぴくと
ぴくと
把握はしましたが、あまり俺に利点がない気がしますよ?
グルッペン
グルッペン
そこは安心しろ。ハッキリ言ってしまえば、君には「自由」をやろう。
グルッペン
グルッペン
そして、ここ、wrwrd国の後ろ盾をな
グルッペン
グルッペン
その代わり、人工能力の研究にとことん付き合って貰おう。
ぴくと
ぴくと
もし、元々の俺の利用者が戦争をあなた方にふっかけて来たらどうするんです。
ぴくと
ぴくと
自分で言うのもなんですが、俺は優秀なので色んなところに目を着けられてるんですよ?
真面目な話をしたつもりが、何が面白かったのか、グルッペンは軽快に笑う。
グルッペン
グルッペン
クククッ....その点は一番ほかって置いていい。
グルッペン
グルッペン
なんせウチの奴らは飢えているからな
気持ち悪い程に自身の満ち溢れた目をこちらへ向けてくる。確かにwrwrd国は戦争に関しては異常なまでに強いとは聞いたが、飛んだ自信家だな。








面白そうじゃん




ぴくと
ぴくと
その話、のります。
ぴくと
ぴくと
このぴくと、wrwrd国の人形として、どうぞお使い下さい。
















続く

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