【シャオロン目線】
ロボロから報告があり、真っ直ぐ監視室へ向かう。途中でゾムとショッピ君に遭遇して一緒に走っている。
トラブルなど朝飯前なのだが、しっかり対処しないと後で面倒になったりするから気は抜けない。
廊下を息を切らしながら走り、ようやく監視室につき勢いよくドアを開ける。
ショッピ君が驚きもせずに、ロボロをを止めていた糸をナイフで切ってゆく。
全部切れると立ち上がり首を回した。
ゾムが元気よく何かを差し出してきた。
そこには白い人形がギューッと握られていた。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
【人形使い目線】
先ずは侵入、そしたら情報管理者のロボロさんとの接触、暗殺者としての自分の提示。
あとはいかに数多くいる幹部を撹乱させながら、トップを殺れるかどうか.......
でも流石wrwrd国、こんなにも早く侵入者の存在に勘づいていたとは、まぁそのおかげで、作戦がスムーズにいきそうだから結果オーライかな?
ん?
嫌な感覚が体全体に走る。
まずい...........俺の能力が見つかった............
アイツは一番かくれんぼが上手いドールなのに.......幹部、怖っ......
とにかく能力を切ってドールを削除しよう
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
【シャオロン視点】
ロボロの能力の繋がる性質を活かせないか聞く。だがロボロは顔を顰めた。
3人で頭を抱えていると、グルッペン達にインカムで報告をしていたショッピ君が指示があったと口を開いた。
クンクンセンサーという単語に引いていると
ピピッと音と共に4人のインカムが青色に光った。
ツッコミを入れるやいなや、インカムが空色に光る
コネシマの愉快な笑いが響く。だが俺たちはとにかく早く処置したい気持ちでいっぱいで、その笑い声に殺意が湧いたのであった。
なんだかんだで話が一番通じる奴がやってきた。
俺は初耳で誰やねんと聞こうとしたが、俺以外の3人は知っている様子だったので合わせる。
確かに一番最初に俺たちの情報元であるロボロを攻撃してきた。その事から考えれば確かに情報を拡散させてから、グルッペンをやろうとしたんか?
でもロボロは途中まで能力を使えていた。能力を封印すればもっと行動しやすいはずなのに、
ゾムは吸い込まれるかのようにダクトの中に入ってった。
ロボロはパソコンの前に座り、早速カチャカチャとキーボード操り始める。俺とショッピはそれぞれの場所へ向かうため、監視室を出た。
続く
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!