第22話

グサッ
853
2020/06/30 11:48
オスマン
オスマン
えー!そんな事があったの?!
オスマンさんの驚きの声が響く。
エーミール
エーミール
はい.....なので幹部は2人以上で行動して欲しいと言われました
オスマン
オスマン
なるほどな〜
オスマン
オスマン
じゃあ、資料室行かない?今度外交の予定があって
エーミール
エーミール
わかりました、ご一緒させて頂きますね。
笑顔に笑顔で返す。侵入者の処理など、私にはもうとう無理な話、いつもより周りに気を配りながら過ごす事だけ決めてオスマンさんと同行する事に決めた。






✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
【ショッピ目線】

基地の最上階のど真ん中に位置する総統室にやって来た。腹の虫が少々なっているが無視してドアノブを回す。
ショッピ
ショッピ
失礼します
ウツ
ウツ
おっ、来たきた
コネシマ
コネシマ
不貞腐れた顔しよって、なんかあったか?
不貞腐れてるのはいつもだと思うが、トントンさんに提出する書類もついでに持ってこれば良かったと、少し後悔する
グルッペン
グルッペン
いや〜、私一人に幹部3人の戦力の護衛とは贅沢だなァ
グルッペンさんは何がおかしいのか、楽しそうに笑っている。だが、無言でグルッペンさんを護るのは確かにこの人がそのくらい、それ以上の価値を持っているからである。
ウツ
ウツ
ショッピ君、グルッペンの周りに血で盾貼れへん?
ショッピ
ショッピ
いいっすけど、貧血で倒れたら消えますよ?
ウツ
ウツ
かまへんかまへん、十分や
俺は指先から血を垂らし、グルッペンさんの周りに薄く血壁を貼っていく。薄くても頑丈なので大丈夫だろう
コネシマ
コネシマ
やっぱりスゲーなーショッピの能力
ショッピ
ショッピ
褒めても何も出ませんよ。
ウツ
ウツ
応用を効かせるってシッマのはそんなに出来んかったもんな
コネシマ
コネシマ
そうそう
何故か偉そうに頷く
グルッペン
グルッペン
よっぽどの事がない限り、この現状での暗殺は無理に等しいだろう。
無言の時間が続く。警戒を怠る訳にもいかないので、集中する為に黙るのはコネシマさんでも一緒だった

















(((パリン!!!!!!









全員
!?
何かの音と共に視界が真っ暗になる。それと同時に力も抜け、血壁が維持できなくなり、嫌な予感がした。
ショッピ
ショッピ
先輩方!能力が切れました!厳重警戒を!
コネシマ
コネシマ
分かったけど、なんも見えん!
ウツ
ウツ
なら能力で視界関係の機能上げろよ!
コネシマ
コネシマ
やっても無理になんや!
ダメだ、この人たち、この状況でケンカをおっぱじめるぞ、俺だけで見るもグルッペンさんを守らなきゃ!
コネシマ
コネシマ
いってぇええええええええええ!!!!
コネシマ
コネシマ
なんか刺さったァああああああ!!
いきなり騒音という名の悲鳴と共に、倒れるような音がした。
大丈夫だ落ち着け.......気配的に倒れたのは、コネシマさんだ.....グルッペンさんはまだやられてない。
ショッピ
ショッピ
グルッペンさん!何とかして机のしたとかどっかで身を潜めて下さい!
グルッペン
グルッペン
..............
なんで返事がないんだよ.........そこで悠々と座ってるのはわかってる。少しはなんか言って下さいよ......
ウツ
ウツ
あーーーーーーーーーー!!
大先生もやられたか、おいおい、不味くないか?



グサッ(((
ショッピ
ショッピ
あっ、まずっ





俺はあっけなく攻撃をくらい、その場に倒れてしまった。
















続く

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