第14話

犬は牙を剥き、猫は血を操る、
951
2020/04/17 09:02





【ショッピ目線】
ゾムさんがいきなりロケランをぶっぱなした。
きっと、この所為で大事決定だ。
後の始末のことを考えたいが、今は今だ。
コネシマ
コネシマ
ショッピ!俺らは東方面から行くぞ!
ショッピ
ショッピ
はい
グルッペンさんの合図と共に全員走り出す。
俺はいつもどうり、コネシマさんの背中を追いかけ、進んで行った。







基地内にて.........
兵士
おい!侵入者だ!
兵士
絶対に王には近ずけるな!!!!



くっそ、敵の数がかなり増えてきた.......
今更、隠密もくそもないからな....さぁどうするー


コネシマ
コネシマ
ショッピ君、能力使ってええ?
ショッピ
ショッピ
いきなりなんですか、
ショッピ
ショッピ
まだ、余裕そうですし、あなたはそのままでも十分でしょ?
コネシマ
コネシマ
え〜(  ´ • ω • `  )
ず、ずるい、その顔はずるいにも程がある......
ショッピ
ショッピ
分かりました。
ショッピ
ショッピ
でも、ヤバくなったら止めますからね?
コネシマ
コネシマ
٩( >ω< )وやたぁぁぁ!
ショッピ
ショッピ
あっ、ちょっと!
能力の許可した途端、物陰から飛び出す。
兵士
居たぞー!!!
うわ〜、まずくないけど、まずい。
ショッピ
ショッピ
(´Д`)ハァ…





ドカボカ((






ショッピ
ショッピ
|´-`)チラッ
物陰から目を覗かせると、楽しそうに武装した兵士を殴り倒していくコネシマさんと、コネシマさんに倒された兵が積まれていた。
兵もかなりの数が湧いてくる。
気持ち悪い(||´Д`)
それにしても、やっぱり見ててかっこいいなぁ、コネシマさん....
兵士
ゴハッ((
コネシマ
コネシマ
ふーん!美味しい!!



どうやら、敵の波は引いたようだ。
敵を一網打尽にしたコネシマさんは、上機嫌だった。
おもむろに積まれた兵の生死を確認する。
コネシマ
コネシマ
ショッピ!見てたか!
ショッピ
ショッピ
見てましたよ。
ショッピ
ショッピ
それにしても、全員死んでますね。
全員、見る限り出血はないようで、多分、急所である頸椎か頭蓋骨を粉々にしたのだと考えられる。
意外とがむしゃらにやらずに的確な場所に攻撃してある......性格とは裏腹やな。














ショッピ
ショッピ
!!!
ショッピ
ショッピ
コネシマさん伏せて!!!!
コネシマ
コネシマ
うわっ!
コネシマさんの背後から、何か飛んできた。
それに、首を狙って.....
すぐさま飛んできた方向に焦点を合わせる。






コツコツコツコツ(靴の音)






コネシマ
コネシマ
誰や!
???
さてと、初めまして
???
俺の名は、ライオ、能力者だよ
ライオ
君達だね。犯罪を侵した上に、また罪を重ねる悪い子は
ライオ
俺さぁ、【食事】って言う能力持ってんのよ。
ジリジリと距離を詰めてくる....能力者と言えど、気配が全然違う.......
かなりヤバいやつだ。
ライオ
そんなに怯えないで聴いてくれよ。
アイル
俺さ、さっき6人くらい食ったんだよ
ニタニタと異様な笑で両手を広げる。

広げたその手には手ではなく、鋭く光る刃物と化していた。
それに6人食った?どういうことだ。
だが、俺の隣にはコネシマさんと死体俺の武器が大量にある。
余裕は抜かないが有利であることには間違いない。
ライオ
あのさ
ライオ
君たちも美味しそうだね
一層際立つ目、その目とあった瞬間、全身に寒気という寒気が走った。
そして瞬きを1回、その一瞬に俺の目の前には気味の悪い刃物の手があった
コネシマ
コネシマ
ショッピ!
ライオ
他人の心配をして、大丈夫かい
攻撃はギリギリのところで避けたが、化け物のような速さだ。
だがコネシマさんのスピードよりは遅い
コネシマ
コネシマ
ガハッ((
ショッピ
ショッピ
!?
ショッピ
ショッピ
コネシマさん!!
なんだよ、コネシマさんがこいつの攻撃を捌いた途端苦しんだ。
何が起きたんだ......
コネシマ
コネシマ
ク....ルシ...ィ


..............




ライオ
君も人の心配をしている暇があるのかい!





来た。


ライオ
.......えっ


よし、手足ははねた、あとは、情報を吐かせて殺そう。




ライオ
腕が、足が......
ショッピ
ショッピ
痛かったですか?
ライオ
ヒッ(((
ショッピ
ショッピ
あんたの血、味がおかしい。
ショッピ
ショッピ
何をどうしたらこんな味になる。
ライオ
さぁな
1度俺を見て怯えたくせに意地張って、変にガキだな
ショッピ
ショッピ
じゃあ、質問を変える。
ショッピ
ショッピ
コネシマさんに何をした。
ライオ
.....アイツか?
ライオ
アイツの水分を抜き取ってやっただけだよ
水分を抜き取る?

良かった、それだけか、
ショッピ
ショッピ
コネシマさん水筒....
ショッピ
ショッピ
というか、もう飲んでた....
コネシマ
コネシマ
ぷはぁ!!生き返ったあああ

まぁひとまずは良かった。
どんな情報を吐かせようか
ライオ
呑気なもんだな
ショッピ
ショッピ
お前が言えた口か?
ショッピ
ショッピ
まぁいい、お前の【食事】って言う能力、一体なんだ
ライオ
能力者を物理的に食うとその能力が使えるのさ、
ということは、手が凶器になったのも他人の能力って訳か
6人くらい食ったって言っていたのに随分とあっさりだったな
ライオ
まぁ、こうなっちゃったらこれしか使えないんだけどね





えっ、



いきなり体が溶けだした。スライム見たいな見た目で気持ち悪い
ショッピ
ショッピ
うわっ!!!
痛い、ライオの溶けた体が襲ってきて俺の足を包んで、無くなった........
片足が無くなった俺は立つこともできず、尻もちを着いてしまった
まずい。ひとまず、表面の血液を硬化させて止血はしてるけどるけど、足がないのはまずい
ライオ
ほら、そうやって余裕ぶっこいてるからいけないんだよ。
コネシマ
コネシマ
..........よくもお前
コネシマさんの気配が変わった.....
ライオ
なっ!!?
コネシマ
コネシマ
素手で触れないんやったら、剣でみじん切りにしていたぶってやる。











《しばらくして》


や、やっぱりこの人強すぎる.........
剣をライオの首に突き立てるコネシマさん。
ライオはもう能力を使う体力がないのか、液状になる前、すなわち、手足がない人間の姿に戻っていた。
ライオ
なんだよ、お前! 
コネシマ
コネシマ
.........
コネシマ
コネシマ
言い残すことは
ライオ
ふん、言わせてくれるのなら........
ライオ
君を食ってから死なせてもらおうか!
コネシマ
コネシマ
!?
!!
ショッピ
ショッピ
コネシマさん!!!
危なかったー、警戒しておして正解だった。
最後の抵抗か、コネシマさんを食べようとして思わずびっくりしたが、ギリギリ殺れた........
首から上を細切れにしたから、完全に生命は停止しただろう。
コネシマ
コネシマ
すまん、ショッピ...
ショッピ
ショッピ
いえ、お互い様ですよ。
コネシマ
コネシマ
ショッピは足大丈夫か?
ショッピ
ショッピ
血で義足は作ったので、しばらくは平気かと、
コネシマ
コネシマ
器用やなw

ライオが来る前にコネシマさんが殺った兵のの血を使って義足を作ったから良かったけど、さすがに疲れたわー
だが、周りの音は静まっていない。まだ戦いは終わっていない......













✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -



シャオロン
シャオロン
いた!!
シャオロン
シャオロン
ロボロ!ひとらんらん!
ウツ
ウツ
シャオロン、ここは俺に任せてもろてええ?














続く

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