第42話

23-2〜あっ、ちゃんといたんだねママ〜
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2020/12/01 14:59
樹
あなた、明日さ
お昼一緒に食べない?
俺さ、よく行く定食屋が
あるんだけど、
俺の好きなカキフライ定食が
絶品でさー
あなた

そうなんだー。
カキフライ好きなんだね。

樹
あなたは?
カキフライ好き?
あなた

ご、ごめん。
私一回あたったこと
があって。
でね、そのあとに
もぅ一回挑戦したけど
ダメだったの。

樹
えっ?2回ともあたったの?
あなた

そうなんだよー。
あれね、あたるとね
地獄なんだよ。
だから、それ以来食べられ
なくなったの。

樹
そっかぁ。残念だな。
美味しいんだけど…
あなた

そう、美味しいよね。
美味しいって事は
知ってるよ。
私の好きな食べ物は
肉‼️

樹
肉?
あなた

そぅ。お肉‼️
本当はお金あったら
焼肉一人でも
行くのに😁

樹
女の子で肉って
正直にいうの
珍しいな。
あなた

えー、みんな
肉好きよ‼️
ステーキ
焼肉
最高です。
特に、タンが好き。
タンタンタン‼️

樹
なんで、4回も言ったの?
あなた

美味しいから
強調してみた😋

樹
はははっ。
頭をポンポンされる
あなた

(キュン❤️)
(樹君は女の子のキュンポイント
よく知ってるなぁ。
北斗は全然ダメだし

……ダメだ、北斗の事考えちゃう)

樹
あなた?
あなた

………はい。

樹
ボーっとしてた。
また、宇宙行ってた?
北斗ママ
北斗ママ
あらっ、あなたちゃん。
遠くから
私を呼ぶ声が聞こえる
あなた

………?
あー、北斗ママ。

今日は帰り早いんですね。

北斗ママ
北斗ママ
そうなの!
たまには、息子達に
ご飯作ってやらないとね。
いつも、あなたちゃん
ありがとうね。
私達の分まで
あって、助かるわ。
そうだっ、バイト代
あげなきゃねー。
今日は私が作るから
あなたちゃん、食べにきてよ!
ねっ。
あなた

(北斗ママはいつも、元気!
返事も聞かずに
次々と質問をする)
じゃぁ、お邪魔しようかな?
お手伝いしますよ?

北斗ママ
北斗ママ
あらっ、あらっ。
本当?
おばちゃん、嬉しいわ。
あらやだ、
隣の男の子は
誰?かしら?
樹
あー、初めまして。
北斗君とは
友達してます。
あなたとは…
北斗ママ
北斗ママ
あらっ、まぁ。
北斗の友達なの?
ありがとうね。
あの子は
天邪鬼でぶっきらぼう
だから友達は
コーチ君だけかと
思ってたのよ?
じゃぁ、じゃぁ、
あなたもご飯一緒に
どうかしら?
あなた

……北斗ママ、
それはどうだろう?

樹
……いやー、
今日は遠慮して
おこうかな
と思います。
北斗ママ
北斗ママ
あら?本当?
北斗も喜ぶわよ。
お友達いると。
ねぇ、あなたちゃん。
あなた

………
(さすがに今日は…)
いや、やっぱり
やめておこう。

北斗ママ
北斗ママ
そう?
おばちゃん、
悲しい😢
樹
……俺、いいですよ。
(そういう風に言われると
断れないたち
なんだよなぁ…)
あなた

えっ?
本当に?いいの?

樹
うん。いいよ。
北斗ママ
北斗ママ
ふふふっ。
やったぁ。
楽しみね。
北斗ママ
北斗ママ
じゃ、支度あるから
少ししたら
来てちょうだい。
ねっ。
あなた

…うん。

樹
じゃ、後でお邪魔しますね。
・・・・・
あなた

大丈夫なの?
家で夕飯作ってるんじゃ…

樹
連絡するから
大丈夫だよ。
明日学校ないしさ。
あなた

北斗……

樹
分かってるよ?
あなたこそ、嫌なの?
俺いるの。
あなた

気まずいかな。
やっぱり。

樹
まーな。でも、
いつかは、分かる事だしさ
まぁ、俺も北斗とは
友達だし。
北斗のかーちゃん
嬉しそうだったし。
大丈夫だろ。
あなた

樹君がいいなら…

樹
楽しみだなー。
メニューなんだろな?
あなた

ねー、なんだろね?

樹
ってかさ、兄ちゃん達も
いるのかな?
あなた

へ?にいちゃんって、
私の?って事?

樹
うん。一応、ほら
挨拶?しとかなきゃだろ?
あなた

どうだろ?
お兄ちゃん達多分
打ち上げー♪とか
いって遅そうだけどなぁ。

樹
そーなんだ。
あなた

じゃぁ、時間になるまで
私の部屋で
待っておく?

樹
は?
えっ?いいの?
あなた

…うん。

樹
えっ?にいちゃん居ないんだろ?
あなた

うん。

樹
母ちゃんは?
あなた

仕事だよ。

樹
えっ?2人きりだよ?
あなたの部屋に…
あなた

なんか問題あるかな?

樹
………。
(あなたは何もわかって
なさそう。
そうだよな。
すぐ北斗ん家行かなきゃだしさ
あなたの兄ちゃん
いう帰ってくるか
わからんし。
でも、期待しちゃんじゃん?)
あなた

樹君?

樹
ん?あぁ。じゃ、
お邪魔するかな。
あなた

はーい‼️

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