第33話

20-2〜解決してやりたい気持ち〜
483
2020/12/01 14:49
北斗
北斗
じゃーな。
また、明日。
あなた

うん。またね。

北斗サイド

俺は結構ショックを
受けてた。


まさか、そんな事が
あなたに起こってるなんて
想像にも及ばなかった。


俺が守ってやればいい。
そう思うのと同時に

守ってやって、
近くにいる事で
さらに酷くなったら?

それでも、守れるのか?

犯人見つけて、
辞めさせれば一番いいけど
不定期じゃ
犯人探しも簡単じゃない。


その間も被害を受けるんだ。
これ以上の被害を受けないで、
手っ取り早く解決するなら






……俺が離れる………こと?






・・・・・
学校にて
北斗
北斗
樹、ちょっとイイ?
樹
おー北斗。何?
北斗
北斗
俺、聞いた。
あなたから。
上履きの事。
樹
えっ?
聞いたの?
北斗
北斗
うん。
俺がいうのも
変なんだけどさ、
ありがとう。
あなたの側にいてくれて。

多分、アイツは
一生言わないつもり
だったんだと
思うんだけど、
まぁ、話をしてくれてさ。

まさか、俺せいだとは
思わなかった…
樹
……話した事に
驚いた。
あなた、お前に話すの
めっちゃ嫌がってたから。

俺は、早く話せばって
いったんだけど、
お前を巻き込みたくないって
言ってさ。

第一に北斗のせいじゃ
ないだろ。

ってか、
俺があなたの側に
居たかったから
だからっ‼️

別に、お前に礼を
言われる筋ねーし。
北斗
北斗
でさ、今でも
あるらしいんだけど
知ってる?
樹
……ん。まぁ。

今は時々って感じじゃないかな?

ほらっ、
お前らなんか喋らない時期も
あったじゃん。
最近。
北斗
北斗
喋ってない時期には
なかったって事?
樹
多分……
北斗
北斗
……そっか。
樹
おいっ。お前
まさか、変な方向に
考えてんじゃないよな?
北斗
北斗
なに、変な方向って?
樹
あなたから、手を引くとか…?
北斗
北斗
それだったら、
樹にとっては
イイ事じゃん。
樹
そんな訳ねーだろ。
あなたが
お前選ぶ可能性もある訳じゃん。

そん時、お前どーするの。
また、あなた悲しませるのかよ。
北斗
北斗
お前がいるだろ。
樹
はっ?
マジで、北斗
何言ってるか
分かってる?
俺とあなたが
一緒にいるの見てられるの?

そういう事だろ。
覚悟ある訳?
北斗
北斗
俺が選ばれる前提の話だろ?

樹の可能性もあるだろ。
樹
でも、その前に
お前逃げるじゃねーか
北斗
北斗
なんでも、正々堂々と
じゃなくてもイイだろ?

俺だって、
自分の手で
守ってやりたいし。

でも、今は
これが一番早い解決方法なんだよ。

守る方法も色々ある。
樹
分かったよ。
俺は俺の方法で
あなたの側にいる。

あなたの事に関しては
北斗と全然意見あわねーよな。
北斗
北斗
俺はお前の事信頼してるよ。
樹。
樹
じゃーな。


俺、お前のフォローなんか
しないからな。
絶対しないぞ。

・・・・
北斗サイド


樹って真っ直ぐで
悔しいぐらい
眩しいなー


太陽みたいに
行く道を照らす人。

確かにチャラいんだけど
自分の中に
芯が、あるから


方位磁石みたいな。
安心して任せられる。


これで、いい。
これで、いい。


俺の守り方で。

これで、大丈夫。
樹なら、やってくれる。

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