第10話

9〜優しさ2:8イライラ〜
583
2020/12/01 13:21
放課後
北斗
北斗
待たせた。ごめん。
あなた

ううん。
付き合ってもらうのは
私だし。
こっちこそ、ありがとう😊

北斗サイド

あなたの手には
エコバックが2個。
いつもは1つ。

飲み物用か。


自転車で行くって言えば
良かった………





あなた

ほっくん。
ありがとうね。

北斗
北斗
何回目?
もぅ、わかったから
言わなくていい!
後、ほっくんって
呼ぶなっ。
あなたは本当に嬉しそうだ。


北斗
北斗
あなたさ、さっき
この前樹に……
って言ってたじゃん?
あの続きっ
あなた

あーー、ほら
着いたー。
メモメモ。
北斗ママは何買ってこいって?

北斗
北斗
えっーーーと。
あなたサイド


………。
誤魔化せた?



北斗には近づくなって
言われたけど
樹君はいい人だ。
話をしだして、
仲良くして貰って
分かった事もある。


男らしいし、
友達も多くて、
人を大切にしてる。

女の子の事は置いといて。

いや、そこが大切なんだけど。


それに、約束が
あって。
それを北斗に言い出せない。


言わなきゃいけないのに。

多分、北斗めっちゃ
不機嫌になるし、
怒られる。

でも、断れない約束だったから。
ー------ー------
北斗サイド


はぐらかされたな。

まぁ、また聞けばいいんだけど。


こいつ隙がありすぎねぇ?

ってか、にぃちゃんの事好きな
くせに
他の男に笑顔振りまいて
何してんだか。


あなたといると
自分の感情が上に下にいって
しんどい。


特に最近は。

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