第20話

14-4〜2年前〜大我の初恋4〜
522
2020/12/01 13:28
それからの俺は
止まらなかった。


いつだって、したい時に
あなたにキスを
しまくってた。

あなたは時々、
ダメって言ってたけど
俺はまだ、照れ臭くだと
思ってた。


話を聞く事もせず、
あなたの気持ちなんて
お構いなし。

なんとなくだけど、
分かってて、
耳を傾ける事を
しなかったんだ。



しんたろーには
伝えてた。
北斗には言ってない。

どうなるかは
分かってたし。
アイツは気づいてなかったし。


あなたが照れるから
言わないでって言ったし。
北斗に言った所で
関係ないし。
その内気づくだろう
と思ってたし。
付き合い始めて
4ヶ月・・・・


大我
大我
あれっ、あなた。
北斗は?
あなた

今日は勉強会だっていって
友達の家にお泊まりだってさー

大我
大我
そっか。
しんたろーは?
あなた

お腹下してて、
晩御飯いらないって。

大我
大我
……そっか……。
あなたママは?
あなた

今日、仕事忙しかったみたいで
家でグッタリ寝てた。
あれは、朝まで起きないパターン。

大我
大我
(うちの親は2人して海外出張中…)
そっかぁ。
あなた

大我君、さっきから
そっかぁーばかり😄

大我
大我
えっ?そう?
あなた

そうだよー。
じゃ、2人で
いただきます。

大我
大我
いただきます。
・・・・・・・・

大我
大我
ご馳走様でした。
本日も良い味でした❤️
あなた

ありがとうございます😊

大我
大我
さっ、いつも通り
片付けますかっ。
あなた

ほーーーい。

2人で片付け。
もぅ、定番。



皿を運んでると
後姿のあなたを見て


ムラムラっときた。


ラフな格好で
Tシャツは大きめ。可愛い。
ジーンズの短パン。可愛い。


………彼氏と2人きりで
その格好はやばいでしょ?


だから、俺は思わず




大我
大我
誘ってんの?
後からかぶさり、台所であなたを
ホールドする。
逃げ場を無くして…
耳元で言う。
あなた

きゃっ。
やだ。大我君。
ビックリし………

チュ   耳に
チュ   首に
チュ   うなじに


手を回していく
ゆっくりと
あなたの
胸元に……
あなた

ちょっ………と
まっ……て



たい……がぁ……

う………ん
ハァ……

大我
大我
あなたの声可愛い。
もっと…鳴いて?
あなた

大…我く……ん。
やめ……て………

大我
大我
あなた……
口にキスをしたくて

顔を向かせると




あなたは目にたくさんの涙を
溜めてた。


俺は我にかえり
大我
大我
ごめん。
俺、思わず。
本当にごめん。
なさい…


あなた泣かないで。
もぅ、しないから。
ねっ?
ねっ?
泣き止ませたくて
軽く抱き寄せると





ドンっ‼️



大我
大我
いっったぁ。
あなた

私…
帰る。

大我
大我
待って、ごめん。
あなた、待ってって。
送るから
あなた

来ないで

・・・・・・・・

あなたは急いで玄関に行き
出ていった


バタンっ。
玄関が閉まる………
大我
大我
最低だな。俺は
大切にするって言ったのに


今日は。時間置いて
明日、また謝ろう…かな



くっそーーー。
なんだよっ。
可愛いかったんだよ。
俺の彼女が
可愛いかったの。

手ー、出すなとか
無理だろっ。


マジで、サイテーすぎるわ
自分………

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