私達は走り出した____(なんかこれだけ書くと感動的だけど、違うから)
いろんな路地裏を抜けて、大通りや商店街も走り抜けた。
いや…なんか千と千尋の神隠しのハクかよって感じですはい。(あんな綺麗な顔で走ってないけど。むしろ事故画だけど)
そしてまた走り出した。
走ると意外と近く、1分もたたないうちにビルの前に着いた。
私達は息をつく暇もなく、ビルの中に駆け込み、エレベーターに乗って最上階を目指した。
アイエンオッパとヒョンジンオッパを見ると、結構な量の汗をかいて、ほおは赤みを帯びていた。
私はなんとも思わないけど、きっと「色気」が今すんごいんだと思う。
多分。これ重要。うん。
ぽたっ…
え?
ふとおでこに手をやると、濡れていて驚いた。
私も結構汗をかいているらしい。
え、は?
絶対色気なんてないと思うんだけど。
汗は気になるから拭くけど。
ポケットからハンカチを出すと、私はまず顔を拭き出した。
それなりに大きいハンカチで良かったわ。うん。
結構濡れた…
私があっち向けホイで2人を反対方向に向かせた。
ジロジロ見てくるからさ☆
〜ヒョンジンside〜
あと少しで最上階に着く。
でも今はそれよりも…あなたの色気問題←。
中学生だよ?!それなのに…なにあの色気!エロすぎる!いつも風呂から上がった時はもう髪の毛も乾かしてるから…あんなの…初めて見た…
胸も大してないのに(どこ見てんだよ)…おかしくない?! あ、着痩せするタイプ?
🔔チーン
あ、着いたみたい。時間は意外とあった。
僕が出ると、あなたもとことこ着いてくるの可愛い。そしてその後をイエナがついてくるのもかわいい。2人ともかわいいけど…あなた…かわいすぎるんだな…。
あなたは女子校に行かせたいぐらい。
あなたに言われて気付いたんだけど、僕はなんか違うところに行こうとしてたみたい。
もー、あなた、そんな顔で見ないでよ♡
(「なにこのオッパ」な顔)
いっえな♡
え、ガン無視された…
ツンデレだなぁ♡
あなたは…あれ、部屋に行こうとしてる。
待つことにしようじゃあないか←
あなたの部屋気になるな…。
実は、メンバーのみんなあなたの部屋には入ったことがない。
女の子だからと気を使ってるんだけどね。
気になるよねえ…。よし。
後をつけて行こう。
幸いにもドアは開けっぱなしだったから、ドアを開けるという勇気はいらなかった。
覗いてみると、かわいくシンプルに綺麗に整理された部屋だった。
あっ気付かれたやばい
僕は慌てて2人の手をつかんで訓練場へ向かった。
あなたの手、かっわいい♡
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。