前の話
一覧へ
次の話

第1話

運命~Destiny~
163
2019/05/06 14:16
長いようで短いお話






-------------------------------------------------------------------

-ナギサ目線-
汐留凪紗(ナギサ)
もうこんな時間か…早く帰ろう
オレは今日も夜遅くまで仕事をしていた。
汐留凪紗(ナギサ)
フッ…やっぱりNo.1だと仕事忙しいもんだな
オレはよく周りに、ホストっぽくない見た目と雰囲気と言われる。正直自分でもそう思う。
オレもなんでこの仕事を選んだか分かんない。
それよりも、今日も酒の飲みすぎで足元がふらついているわけで。タクシーで帰りたい所だけど、家からさほど距離がある訳じゃない。
お金の無駄だい!!!!!!
オレは重い足を引きずりながら家に向かって歩き出した。
汐留凪紗(ナギサ)
@[#%!&;#=!@;#;もうダメだ…………
眠気+酔いでぶっ倒れそうだ…車通りもほぼ無いしいっそこのまま道路で寝てしまいたい…。
でもホストとしてのプライドが許せなかった。
歩いてたら、遠目の道路に何かが居た。
電柱…誰かが…寝てる????
汐留凪紗(ナギサ)
あの…大丈夫ですか…?
???
Zzz……
汐留凪紗(ナギサ)
えええぇ…こんな所で寝ちゃってるのか……!てかさっきオレがやろうとしてた事か…
オレは、街灯の微かな光のおかげでその子の着ている服がボロボロな事に気付いた
汐留凪紗(ナギサ)
もしかして…ホームレスか!?
汐留凪紗(ナギサ)
…………
汐留凪紗(ナギサ)
…女の子だし、家に連れて帰ってゆっくり休んでもらおう。
オレはふらつきながらも女の子をおんぶしながら、再び家に向かって歩き出した。

プリ小説オーディオドラマ