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長いようで短いお話
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-ナギサ目線-
オレは今日も夜遅くまで仕事をしていた。
オレはよく周りに、ホストっぽくない見た目と雰囲気と言われる。正直自分でもそう思う。
オレもなんでこの仕事を選んだか分かんない。
それよりも、今日も酒の飲みすぎで足元がふらついているわけで。タクシーで帰りたい所だけど、家からさほど距離がある訳じゃない。
お金の無駄だい!!!!!!
オレは重い足を引きずりながら家に向かって歩き出した。
眠気+酔いでぶっ倒れそうだ…車通りもほぼ無いしいっそこのまま道路で寝てしまいたい…。
でもホストとしてのプライドが許せなかった。
歩いてたら、遠目の道路に何かが居た。
電柱…誰かが…寝てる????
オレは、街灯の微かな光のおかげでその子の着ている服がボロボロな事に気付いた
オレはふらつきながらも女の子をおんぶしながら、再び家に向かって歩き出した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。