第10話

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2026/04/19 22:22 更新
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鬱蒼とする林の夢を見た。

林の中には、

歳をとったいかにも死にそうな爺と、

うるさいほどに泣き叫んでいる幼い男の子と

死を覚悟したかのように動かない女。

全員、道に迷っていた。

すると林の奥から1人の男が出てきた。

白衣を着て、

白いマスクをして、

フェイスガードをした

いかにも研究者な格好の男。

その男はこう言った。

家にあった地図を渡すから着いてこい、と。

その人たちは林で迷っていたから、

迷わずに着いて行った。

その研究者の先導で、

ざくざくと生い茂る雑草を踏んで、

深い深い林の奥に進んでいった。

息が切れてきた頃、

研究者が言う家に着いた。

その家に招き入れられ、

家の中にあった質素な椅子に

各々が座り出した。

研究者が、

探してくるから待っておけ、と言うので

全員律儀に待っていると

戻ってきた研究者は

ガムテープと縄を持っていた。

研究者はにやりと下卑た笑みを浮かべて、

疲労が色濃く残っていたその人たちを

拘束した。








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"えー幹部の皆様"
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"おはようございます"
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"起床の時間となってるんで"
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"食堂に集まってください"
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"以上、ロボロでしたー"







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…後味悪
懐かしい、過去の歴史。

懐かしく、愚かで、幼かった小さき俺。

その後なんて、記憶は消されたし

書類でしか実験の内容は見てない。

涙は出ないけれど、

久しぶりに泣きたくなった。

さすった手の、それは温度の低いこと。

今日は夢見が、それはそれは悪いこと。

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