rbr side
ブルーライトを浴び過ぎた目が悲鳴をあげ、
様々な情報が目の前のモニターで交錯し、
かつ、キャパオーバーが頻繁に起こり出す、
ちょうどこの時間帯。
同僚であり、同種の男が動きだす。
彼の名は"鬱"。
愛称は、察しの通り"大先生"。
ガバりやすく、ヤニカスで女好きで屑だが、
危機に陥ってしまえばただの有能な男。
いつもは想像以上に無能だが(重要)。
そんな、後輩にも懐かれやすい彼の正体は。
ただの無機物。
情報管理用Android、識別番号TU。
ここから先は、彼を識別番号TUと呼ぶ。
識別番号TUは、
名の通り、情報管理用が主な仕事だ。
情報管理用Androidとしては、初号機。
2号機は、俺。
識別番号TUは実験の中で偶然生み出された、
Androidの中でも指折りの"成功作"である。
しかし、成功作とは言えど、初号機。
それなりに改善点もあった。
時間把握機能デバイスの不調や、
客観的自己形成把握デバイスが欠損…
などといった、細々とした改善点。
それらを全て改善した、第二の"成功作"。
それが、識別番号BR(俺)である。
まぁ、一旦俺の説明は割愛。
忘れてはいけない。
目の前で会話をしている内容も、
全てプログラムされていることを。
間違えてはいけない。
こんな隙だらけのこいつも、
水面下で神経を張り巡らせていることを。







![[参加型?]空の上で最後の遺言を、](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/fLidrLhRSUUik4ZkTr7M83BhU0V2/cover/01KCTXMWS5RZ2WT40YN9XJ0C3Y_resized_240x340.jpg)



編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。