車の中で。
プルル
あなた?
なんだろこんな時間に…
また報告かな……
今度はなんだろ
付き合いました、かな
予想外すぎて
間抜けな声を出してしまった。
ゲ、ゲーム?
まぁ、確かに2週間に1回は二人で
ゲームしてるけど…
でも、よかった。
付き合いました、じゃなくて。
その前に必ずあなたを
風磨から取り返す。
まあ、もし、付き合いましたって
言われても奪いに行くだけだけどね。
ツーツー
好きだ。伝えられたらどんなに
楽なのかな。
それは、風磨も同じだと思う
あいつもあいつで苦労してる
んだなって思うと悲しくなる。
2年前より俺は、どうかな?僕は
ちょっと変わったのかな?
なんだかんだ考えてると家に着く。
プルル
なんか、潤さんとか
メンバーと話してると
安心するな……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。