グクside







シャワーを浴びているうちに



だんだん酔いが醒めてきた。





そして、今更




テヒョンが何するか分からないことを思い出す

急いで髪を洗い流して出て、



服を引っ掴んで着る。

別に、あなたのことを心配してるわけじゃない




あくまでも、俺が心配してるのは、





婚約がテヒョンのせいで破棄になって、



父さんからの俺への信用を失ったりしないかどうか。






そう自分に言い聞かせて、



さっきまで飲んでいた、




今2人が居るであろう部屋のドアを開く。






ｶﾞﾁｬ

ドアを開けてすぐ俺の目に入ってきたのは



あなたの上に覆い被さるテヒョンと




その下で、ただテヒョンを見上げているあなた。





その光景を見た瞬間に、




胸が大きくドクンと鳴ったのが分かった。

こっちを見たテヒョンは



さっきまでとは、全然別人みたいな気がした。

あぁ…ホントに怠い。



とりあえず、睨んでみる

いきなりいつもの調子に戻って



ベッドから降りるテヒョン。





俺は、飛行機の中であなたのことが好きみたいな


嘘を吐いてしまった。





だから、その演技は徹底しないといけない

何も喋らないと思ってあなたを見てみると

テヒョンへの警戒心をさらに強めて




この日は、俺が真ん中で寝ることにした






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