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第6話

想いと出会い [陽姫]
綺麗だと思った。
桜色と茶色の長めの髪が。
自分の正義を貫く姿勢が。
他人を守ろうとする心が。
決してプリンセスのように
着飾ってはいなかったけど。
姫のように綺麗で美しいと思った




_空羽中学校入学式 8:05 通学路_[陽姫]
(陽姫)「あーったけー!」
春が始まったばかりの4月。俺は入学式のため、桜川中学校へと向かっていた

ゆったりと通学路を歩いているとふと視界に入ってきたのは同じ学校であろう制服の女子生徒と男子生徒が不良に絡まれている場面だった。3対2。しかも女子生徒が男子生徒を庇っていた。とても綺麗だった。そんな彼女が。今思えばそれは世間一般で言う‘一目惚れ’に近かったのかも知れない。行かなきゃ---

『後悔する』
そう心が叫んでいた。

(陽姫)「ねーねーおにーさんたちーー!!」
(陽姫)「なに…してるの?」

その場の目線が全て俺に集まる。庇っている女子生徒の顔は絶望そのものだった。許さない---
(陽姫)「やめなよ。女子相手に何人掛りだ。」
声のあまりの変化の速さに不良達の血の気が引いている
(不良1)「な、なにやってんだお前ら…この生意気な野郎を黙らせろ!!」
慌てて必死に威張る不良が憐れに見えた
(不良2,3)「うぉぉぉぉぉお!」
不良2人が拳を固く握り、容赦無く陽姫俺の顔面に向けてパンチを繰り出した。
(女子生徒)「あっ…やめ…て……」


立ちすくんでいた女子生徒は何かを決意した顔で不良を思い切り振り解き俺と不良に向かって駆け出して来た。

(陽姫)「はっ!!?」
俺も予想外の場面の変化にたじろいだ。不良は気づいていないのかスピードを緩めない。
(陽姫)『これはぶつかる!!』
予想道理女子生徒が俺と不良の2つの拳の間に割り込んできた。目がやけに輝いていて眩しかった---

瞬時に俺は拳と女子生徒がぶつかる前に女子生徒を横に押し飛ばした。もう自分が避ける余裕もない。

ボガッッッッッ
骨と肉がぶつかる低い音がした。
無事、自分の頬に痛みが走った。
女子生徒は男子生徒によって受け止められていて、たいした怪我はしてなさそうだ。
(陽姫)『良かった…』

ゆっくり感傷に浸っている暇はなく、俺は物凄いスピードで不良3人の挙げ足を取り、

バシッ---バシッ---バシッ---ドササッ…

崩れ落とした。
そして不良も逃げていった。

(陽姫)「あははっ!ひっさびさに体動かしたなー!ふぅー」
ポキポキ指をならす音が心地よかった
その時不安げな顔をしていた女子生徒が少し安心した様子で話しかけてきた
(女子生徒)「あのー…」
(陽姫)「あ!初めましてー!」

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朱茶_見る専
朱茶_見る専
ακаηёと仲良くしてくれた人ありがとうございました! リアルが忙しくなってきて負担となってしまった為、小説投稿、プリ小説から離れます。
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