第10話

絶対安静

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2018/02/08 12:30

車いすに乗り病院に直行。

レントゲンを撮り、医者に言われた一言。













“腰にひびが入ってますねー。はい。”

と言うことで、あまりの激痛に週末安静。
月曜日からの登校となった。



なにやら、クラスLINEがうるさい。

友達

そう!
神谷があんちゃんに突っ込んだの!

男子①

神谷サイテーだなw

神谷水翔

分かんなかったんだって!

すぐにその話は広まっていた。

男子①

緋色だいじょぶなん??w

私は返事をしようとキーボードをタップする。

緋色あん

だいじょぶだよw
月曜日から学校行けそうー

友達

あんちゃん、結局何だった??

緋色あん

腰ぶつけちゃっただけだよーw

神谷水翔

緋色ごめん。

緋色あん

いや、私の不注意だからw

神谷水翔

でもごめん。

緋色あん

いいよ、もうw

友達

あ、月曜の連絡せんせーに聞いとくね

緋色あん

ありがとー(゜∀゜ゞ)

何とか

“腰にひびが入った”

事実を誤魔化すことは出来た。

緋色あん

(府間なんかに言ったら、アホとか鈍くさとか言われるんだろーな…)

そう考えていたとき。

母

あんー友達よー

緋色あん

誰ー??

母

えっとね…府間君と神谷くーん

緋色あん

えっ!?

緋色あん

ちょ、帰ってよ!!

母

失礼よそんなの!

府間邦雅

お邪魔しまーす

神谷水翔

お邪魔しまーす

2人の階段を上る音が聞こえる。


どうしよう。
半袖のパステルカラーの水色のルームウェアなんて、私には可愛すぎるし…

なによりこの体勢。
うつぶせ寝をしているこの姿を見てどう思うか…

着替えて、この姿勢を直して…














いや、待て。

腰が痛くて動かない。
座ることすら出来ないのに着替え??
無理でしょ!?


そんな合間に彼らは部屋へ入ってきた。